24日はついにというか、やっとMRIと血液検査の結果がわかる日だ。
この1ヶ月近い待ち時間に、ネットでいろいろ見てみた。
手術法には、開腹せずに内視鏡や膣から施術する方法もあるようだが、
それにはいろいろ適した条件も必要になるらしい。
ここまで大きくなると、やはりお腹を切っている人が多いようだ。
開腹すると身体の負担が大きいし、術後の回復にも時間がかかる。
なによりお腹に醜い傷が残る。
入院はおろか、手術も経験したことの無いさばをには、到底納得できないことだった。
だけど、世の中にはそれを受け入れている人が多数いる。
20代30代のこれから結婚、出産しようという若い人も難しい決断をしている。
そこまでわかったら、それ以上ネットで情報収集する気も失せてしまった。
残る懸念は、癌があるかどうかだ。
診察室に入ると、ドクターは初診時とは違い、随分穏やかな表情だった。
まず、前回採取した組織検査の結果を聞かされる。
子宮に癌はなかったとのこと。
次に、血液検査の結果。
腫瘍を表す数値が高くなっているが、これは大きな腫瘍のせいだとのこと。
ひとまずほっとした。
そして、MRIの映像を見る。
17センチ近い大きさの腫瘍が2つ、お腹の前面と背面にあり、
子宮をほぼぺったんこに押しつぶしていた。
そのほかにも小さな腫瘍がいくつも連なっていて、群発腫瘍というらしい。
さばをのような素人目には、もうお腹の中に腫瘍しかないように見える。
おまけに大きな物が白く映っているのは、腫瘍自体が大きくなりすぎて、
自身を圧迫し、内出血を起こしている状態なのだという。
”うぅ、気持ち悪い”
さばをの率直な気持ちだ。
”こんなのすぐに取っちゃわなきゃ・・・”
それなのにドクターは、手術の話になると、
”腫瘍の成長を抑える薬で閉経までがんばる人もいる”、とか
”東京の病院で超音波で腫瘍を砕くという方法も選べる”、とか
ほぼ覚悟を決めてきたさばをに、揺さぶりをかけてるとしか思えない、
なにをなまぬるいことを!
この病院では、保険の範囲内でできる開腹術しか行われていないらしい。
その手術を受けられるのも、一番早くて来年1月末とのこと。
大学病院なら半年待ちらしい。
随分悠長な話だ。
それでもドクターは、”今日決めなくても、誰かと相談してからでもいいですよ”、
とおっしゃる。
それじゃ余計先延ばしになってしまう。
今時点で、一番早く手術を受けられる日でお願いした。
1月28日。
その前の術前検診が、正月休み明けに決まった。
それまでは今まで通り生活し、何かあったらすぐ来院するようにとのこと。
癌があるかも、とか、すぐに入院かも、と思っていたので、
診察後、若干解き放たれた気分になった。
ま、さばをのことだから手術直前には、またジタバタするんだろう。
それまでちょっとの間、なまぬるく過ごす猶予を与えられたんだ。
さば母は、さばをが開腹術を受けると聞いて、そのまま寝込んでしまった。
だが翌日には、”知り合いに持って行きたいから”と、
ロールケーキを作らされた。
お陰で2日ほど寝不足になったよ。
このところ食欲不振だったさば父も、以前のように残さず食べるようになった。
こんな感じで、今のところさば家は平和です。
さばをが会社で、以前にも増して怒りっぽく、非常に切れやすいのは、
腫瘍のせいだと思う。
うん。
