サントスピリト


昔話をひとつ。


かつてフィレンツェに住んでいた、聖スピリット教会に面した細めのvia。


そこはグッチの事務所とか、おいしいパン屋さん、気の利いたバールがあり、家具修復の職人の工房もたくさんある通りだった。


思い出数あれど最近富に思い出すのが、フォカッチャ。


おいしいパン屋さんではプレーンなフォカッチャの他に、クシ切りたまねぎや、ズッキーニのお花の部分を載せて焼いた物を売ってたよ。


シャキシャキの歯ざわりと、特にたまねぎのは甘さと生地の塩気&オリーブオイルがマッチして、シンプルなのに最高においしかった。


栃木にもおいしいイタリアンのお店や、現地の食材を提供してくれるお店はたくさんあるけど、


かの地での味わいには遠く及ばない。


とりわけ


さばをは当時イタリア人カップルのアパートに間借りしていたのだけど、


だんなのマウリッツォお手製のピザやフォカッチャ・・・!あのモチモチ感、かみ締めるほどに増すおいしさ。

・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ブオーーーーノ!ブオーニッシメ!ブヒー


マウリッツォ曰く”こんなのは男の料理だ!材料を捏ねてほったらかしておけば、勝手に生地がおいしくなってるんだ、こんどさばをに教えてやるぞ”


言葉の通り、彼はテキトーに、材料を量ることも無くごにょごにょとこね、テキトーなところで切り上げ、生地に布巾(キッチンに二枚ある食器拭き用と、みんながお手拭に使っている布巾のうちの後者。)をボソッと掛け、

庭掃除に出かけてしまうのだ。


その間に、生地は見事に発酵していったのだった。


今度今度と言いつつ、結局極意を学ぶ間もなく帰国してしまったさばをであった。


時を経て、フォカッチャ作りに目覚めたさばを、


そんなに難しいわけが無い


とウェブでレシピを取り寄せ、見よう見まねで混ぜ混ぜコネコネ、厳重に濡れ布巾&ラップでふたし、最適温度で発酵・・・・・


しなーい(  ゚ ▽ ゚ ;)!!


当然焼きあがりは見事なカチンコチンΣ\( ̄ー ̄;)


これまで二度失敗し、父親には”なんだかまずい物を作るのは止めろ!”と言われる始末。


一度は封印を決意したさばをだが、夕べ風呂がまをまたいだときに閃いたのだ。


新たな発酵メソッドと粉の配合改革案を・・・!


親に隠れて再び決行だ。


結果は次回


ブォナフォルトゥーナ!


ブヒッ(^з^)-☆Chu!!