「PERFECT DAYS」

 

映画のタイトルを頭の片隅におきながら、静かに、淡々と、決まったルーティーンを毎日ただ繰り返すだけの日々を、東京の景色とアナログの音楽、そして主人公「平山」の表情に注目しながら見ていました。

 

 

パーフェクト・デイズ

 

 

 

東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)には、どんな過去があったのか、おそらく全く違う世界で生きていたと想像できたのですが、今の、毎日の生活に満足している様子が感じられました。

 

 

静かに、淡々と、決まったルーティーンを毎日ただ繰り返すだけの日々のように見えたけれど、そこには小さな変化や出来事があって、そして、それを感じる自分がいる。

 

 

結局、人生は、他人ではなく、自分がどう思うのか(生きるのか)

平山が、生きてきた中で、見つけた答えのようにも感じました。

 

 

驚いたのは、この作品の監督が、ドイツ人(日本人ではなかった)ということ。

とても繊細で、いい映画でした。