ただただ信じて

丸ごと背負って歌ってくれた

今夜のライブは全17曲


飛行機が飛び立って

目的地を見失っても


色の抜け落ちた血を流さないように

笑えないことを悟られないように

吐き出す声が震えないように


息を吹く事がしんどくて

行き場がないモノを

託されることがしんどくて


それが正解だと信じてる

それが届くと信じてる

そんな

純粋無垢な言葉や想いが心に重くのしかかる


でも…

傷つけないように

傷つかせないように

嘘の片棒を担いで笑うんだ…


信じることが罪か?

信じないことが罪か?

真実が罪か?

偽りが罪か?

逃げることが罪か?

逃がすことが罪か?


信じることは愛か?

信じないことは愛か?

真実は愛か?

偽りは愛か?

逃げることは愛か?

逃がすことは愛か?


見る角度が変われば

見える色も変わる


どっちもホントで、どっちもウソ


そんな愛の詰まった優しい歌ばかりでした…














夜風に吹かれて、1人歩く帰り道

立ち止まって見上げた看板は

確実にあった証が刻まれてた


そっか…


ありえないはずなのに

できないはずなのに

色々な事が重なって

もし本当だったら…

って、怖くて不安になって

疑うことしかできなくなって


なのに自分じゃ何もできなくて…

届くって言葉を信じて

待つことしかできなくて…


ん?

あれ?


違う…


できないんじゃなくて、

しないだけなんだ


だって、あたしにはできるんだから


そっか!


あたしには確かめる術がある

この足で、ゆらり揺られて

行けばいい

今日おろせなかった

新品のリュックを背負って

明日、行けばいい


うん!

そうしよう!


そんな風に

背中を押されたライブの夜