私の小児実習は療育センターだった。

障がいと共に生活をしていく
子ども達との関わりについて

また、その家族について
改めて学ぶ事ができた。

無事に生まれてくると信じていた
我が子にもし、障がいがあったら…。

私はどうするだろう?

きっと泣きわめいて、
一生自分を責めるかもしれない。

もしかしたら、
子どもを受け入れる事さえも
できないかもしれない…。


でも生きてる。
一生懸命に。

親もしっかりと子どもを受け入れ、
共に生きてる。

1日、1日を私よりも
ずっと、ずっと大切に生きてる。

子ども達の笑顔は、
一生懸命に生きている証。

太陽のように明るい笑顔、
駆け寄ってくる子ども達に
元気と勇気とそして愛をもらった。

目の見えない子どもは
肌で風を感じ、
声で人を判断する。

伸ばす手にそっと触れると
ニコッと笑うその顔に
私も自然と優しい気持ちになる。

この子達にとって障がいとは
生活の一貫そのものなんだ。


両親が何度自分達を責めただろう?
何度ごめんね。って謝っただろう?

ここに来るまでに
一体いくつの困難を乗り越えただろう?

お母さん、お父さんが
ここまで頑張ってこれたのは

きっと子どもの笑顔だと
実習を行ったことにより、
実感することができた。

働いてる時には気づかなかった事。

そんな家族の今後の生活を
そっと支えてサポートし、
あたたかく見守ることが
療育センターにとっての看護なんだ。

特別扱いをしない。
それがここでは最高の看護なんだと
私は思う。

歩く事にも
話すことにも
なんの不自由もない

私たちの身体が普通だなんて
そんな定義はどこにもない。