ボストン美術館 特別展 「日本美術の至宝」を見てきました。
多くの日本画、仏画や仏像が政変の混乱で武家や公家、寺院から放出された明治期。
日本美術を高く評価していたフェロノサと岡倉天心らが、散逸を恐れ収集に奔走したのは有名な話です。
そのとき保護収集された作品を中心に120余年を経て、日本で初公開作品も含めた素晴らし美術品が展示されました。日本にあれば、まちがいなく国宝級だらけです。
奇しくも会場はフェロノサと岡倉天心が設立に尽力した東京芸術大学の隣接地…東京国立博物館。
強い意志を感じる10万点の収集物の一部が、時を経て燦然と輝いておりました。
『平治物語絵巻』より「三条殿夜討巻」はこれから大河ドラマでやるところ…歴女としては

圧巻は今回の目玉でもある曾我蕭白の雲龍図。
ふすま絵ですが、今回の企画のために初めてパネルにしつらえられて初公開となりました。
ギョッとする…度肝を抜かれる…なんと表現すべきか…
蕭白の鬼才ぶりは、現代アートにも通じる斬新さでした。フェロノサの目にはどう写ったことでしょう…
日本の芸術って本当に素晴らしい・・・・
写真はサイトからおかりしました ボストン美術館特別展

