予約はとりにくいと言われるところですが、運良く翌日のランチタイムがとれました。
フィリップ・スタルクが手がけた内装が楽しみでした。
この建物、もともとは芸術家のパトロンとして有名なマダム・マリー=ロール・ド・ノアイユの邸宅。
ジャン・コクトーやマン・レイ、作曲家プーランクなどがサロンに集まり、毎夜華やかなパーティーが繰り広げられていたそうです。芸術家がたちが互いに刺激を受け、パトロンの庇護の元に創造力を増していったことでしょう。
そんなサロンの中で、往時を想像しながらのお食事はとても優雅な気持ちに。
100年前の香りを空想

‥1910~20年頃の華々しきパリ。
プーランクやラヴェル、そしてバレエ・リュスのディアギレフ、ニジンスキーやニジンスカ、舞台美術のバクストがい集い‥『春の祭典』や『牝鹿』が生まれた時代。ココ・シャネルのサロンもしかり。
パトロンの存在により芸術が華開いた時代でした。
シェフは3ツ星レストランの「グラン・ヴェフール」にいた、パリ屈指の料理人ギィ・マルタン氏
ギュイ氏‥日本料理の影響をそうとう受けてるのではないかなぁ?・・というお料理。
帆立の下は焼き茄子、そして〆鯖的なものや、下のプルプルは葛使ってるよねぇ!?
‥という日本人にはなじみ深い味が見え隠れするお料理でした。これは予想外

鏡とシャンデリアで、個室はいったいどこなんだか‥スタルクらしい遊び心満載。
サロンとともに一見の価値ありです。
11 Place des Etats-Unis 75016 Paris