神無月・お朔日(おついたち)の会 | Ruby☆リュクスDays

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芸術の世界で生きる私。極上の芸術・美しい音楽・魅力的な人・リュクスな時間に触れて、日々審美眼に磨きをかけます。

すばらしい会に参加しました。

神無月・お朔日(おついたち)の会


季節の移ろいを五感で感じ、月を愛で、暦を暮らしに採りいれましょうというお席。
某高級高層マンション30Fにて、美しい都心の夜景のなか開催されました。

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季節の草花が飾れた月明かりの室内で、京都の伝統あるご家庭で生まれ育った寂綾さま
旬のお料理と季節の室礼をご用意してくださいました。


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お料理にのうえにのった色紙は、十三夜にちなみ古今和歌集から選んでくださったもの。
達筆な京都のお父様がこの夜会のために書いてくださったそう。
参加者それぞれ違う和歌でしたが、偶然にも私の名の一文字が和歌の中に恋の矢
ご縁を感じました。


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お朔日にいただく豆ご飯は栗名月にちなみ、玄米栗お赤飯。
胡瓜と巨峰の白和え…巨峰を使うとは!新鮮でした
銀杏と蝦の蓮餅 葛あん
南瓜の牛そぼろ入り茶巾
にしんと秋茄子の炊いたん←"炊いたん"というところが京都らしい響きラブラブ

どれも京の薄味で御出汁がよく効き、食材の旨味をとても感じられる素晴らしいお料理でした。
身体にすっと溶け込むようなお味と食感は、旬の食材と寂綾さんの丁寧なお料理のせいでしょう。
ひとつずつ、旬の食材を使う由来をうかがったり、千利休由来のおもてなしの心をうかがったり。。
なにひとつ聞き逃せないお話ばかりでした。


うつわも塗り椀も寂綾さんがお集めになった逸品ばかり。
愛でても撫でても楽しく使わせていただきました。

六枚の瓢箪の杯。御神酒をいただきました。
六瓢…”無病”を願って使うのですって。


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鳥獣戯画図に


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ぬくもりのあるお茶碗


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お抹茶と一緒にいただいたのは
赤坂 塩野さん上生菓子"山の幸" きんとん。


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帰り際には、お出汁に使った昆布や鰹節をふりかけにしたものを
お土産としてご用意くださいました。

お懐紙でこんなにきれいに包まれて、落款まで押されてますキラキラ

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大変美味しく、充実なひとときニコニコ
寂綾さんの丁寧なお暮らしから、多くのことを学ばせていただきました。
お若いのに、ほんとうに感心です!
ご参加なさったほかの皆様も勉強熱心な素敵な方ばかりドキドキ
ご一緒していただきましてありがとうございました。


このお席に参加したきっかけは、以前より別なお顔をもつ寂綾さんの新たなブログを拝見し、
なにか懐かしいような気持ちに…迷わず参加を決めました。

それは幼い頃に親に連れられ、美術館や博物館、音楽会、寺社仏閣、史跡、窯元、茶事、海や山、果ては古戦場にまで連れて行かれ芸術作品や歴史、自然に接してきたころを思い出したから。
当時は"遊園地に連れて行ってくれない"と悲しんだこともしょぼん
しかし思えば今の私の基礎となった時間でした。
そして両親が守っていた伝統を大事にし、芸術文化に接しながら暦を採り入れる生活…
その頃は受け身でしたが、今となってはそこに心地よさがあるような気がします。

そして知れば知るほど…音楽も美術も、歴史も宗教も…国内外問わず繋がっていると感じます。


また次回も楽しみにしています!

この素敵な会をご用意くださったのは
Serendipity Placeサロンを主催なさるMoeさま
ありがとうございました!
いつかご一緒に、すてきなイベントをニコニコ