お月謝袋に思うこと | Ruby☆リュクスDays

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芸術の世界で生きる私。極上の芸術・美しい音楽・魅力的な人・リュクスな時間に触れて、日々審美眼に磨きをかけます。

お稽古事につきもののお月謝袋。

お正月特集に惹かれ初めて買った「婦人画報」
2月号予告に付録は"新札入れ"とありました。
素敵ですね、こういうのをきちんと用意してること。

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ご祝儀袋も不祝儀袋も、お月謝も、それぞれに合った用意とお渡し方をしたいものです。


私の周りは楽器の先生が多いので、あるときこんな話になりました。

「近頃の子供には、びっくり。
お月謝を"お月謝袋"じゃなくて、銀行のATMの横にある袋に入れてくるの」と。
時には銀行袋に手を入れて、現金むき出しもあるらしい。。目こら~っ!

おろしたてホヤホヤって感じじゃ、感謝の気持ちも伝わらないですよね。
これは子供の問題じゃなくて親の意識ですねぇ。
音楽は情緒教育の一つ。芸の上達だけではなく、このあたりの精神面も学びたいものです。
将来、恥をかかないためにもきちんと教えてあげないとね。

月謝の『謝』の文字には二つ意味があって、一つは「あやまる」もう一つは「ありがたく思う」。
お月謝は後者ですから、その気持ちが先生にきちんと伝わると良いですね。


お金はとっても現実的なものなので、気持ちを添えてやんわりとしたいと感じてます。
我が社では経理担当者が毎月『はい、明細~っ!アシスタントのもまとめて受け取って』と事務的に配ってくれちゃいますが、私はそれがどうも苦手ガーン私からアシスタント達に渡すときは、いくら明細といえども両手で『ご苦労様でした』と添えて渡すようにしています。彼らも両手で受け取ってくれます。



私が一人暮らしを始めたときに、母は家紋や苗字が白抜きになった縮緬の袱紗を二つ用意してくれました。
ご祝儀用と不祝儀用を。そしてお数珠や錦の懐紙入れも。
今ももちろん現役。
その頃は「大げさね~」なんて思ってたけれど、
年を重ねるごとに感謝の気持ちが増してます。