日本のオペラ上演史に残る、すばらしい内容でした。
わざわざびわ湖まで行って良かった


舞台はシンプルで、ストーリーに集中させる演出。
照明の使い方も効果的でした。
イゾルデ役の小山由美さんは出ずっぱり&歌いっぱなしの舞台でしたが、最後まで集中力を欠かすことはなかった。あんな感動的な『愛の死』ははじめて聴いた。涙しちゃいましたよ

そして秀逸だったのはクルヴェナールの石野繁生さん。海外の劇場専属の方ですが、日本人でこんなすばらしい声をお持ちの方がいらっしゃったとは!!劇場中が魅了されておりました。
マルケ王役の松位浩さんも貫禄のあるお声で、このポジションにこのお声を据えることで今回のオペラの奥行きがぐっと増しました。
加納悦子さんは、さすが舞台慣れした演技力で客席を引き込みます。
そして彼らを束ねる指揮者の沼尻竜典さん

オーケストラやソロ、声楽アンサンブルまで多様な表情を見せるトリスタンとイゾルデのスコアを巧みな棒で表現し、流れるような音楽でワーグナーの世界をリアルに表現していました。
オーケストラ:大阪センチュリー交響楽団も沼尻さんの厳しい要求に良く応えていました

8月から何度もリハーサルで音楽作りを重ねた結果、約5時間

字幕の日本語も美しいフレーズが並び、楽しませていただきました。
こんなレベルの高いオペラ、見逃すと一生悔やみますよ~

東京も負けてられないじゃない

16日、もう1公演あります。
関係者の皆さん、ガンバってくださいね~
