ロッシーニ歌劇「タンクレーディ」
特徴は男性タンクレーディの役柄にコントラアルト(女声)を配置。
まだカストラートが重用されていた時代なのに。
ロッシーニが相手役ソプラノとの女声のアンサンブル効果をねらったので しょうか。とても興味深いです。

そしてロッシーニ21歳の若々しい躍動感溢れる音楽がすばらしい!
ロッシーニ研究の権威で指揮者のアルベルト・ゼッダ先生は指揮台でジャンプでもしているかのようなエネルギッシュにロッシーニの溢れる才能を再現。それに読売交響楽団は厚いハーモニーで応える。まるで戦いの音楽はヴェルディの音楽のようでした

何年か前、仕事で滞在中のベルリンで上演されていた「タンクレーディ」を見逃し、やっと今回出会えました。
しかもアルベルト・ゼッダ先生の指揮で聴けるなんて、なんて幸せ。
もう一つ嬉しかったこと。
以前、私のアシスタントをしてくれたS君が、合唱指揮者としてゼッダ先生の元、舞台で活躍してる姿を目にしたこと。客席からたくさんの拍手を送りました
