奥湯河原に位置する、数寄屋造りが美しい懐石「海石榴」は和風のオーベルジュと言っていいのでしょうか、宿泊できる懐石料亭です。最高級の旬の食材、器にまでこだわった京風懐石料理を供してくれます。
到着とともにお薄をいただき・・そして温泉
お部屋のパウダールームのアメニティはCARITAと4711ポーチュガルなんだかなつかしお父さんの香りが。
椅子は柳宗理のバタフライチェア。
ちなみにエステサロン「ZEN STYLE SPA ichirin」もCARITAの化粧品でしたよ
待ちに待ったお夕食
春らしく、熊野の桜がテーマの季節感あふれる料理。
花車を模したお膳から。。
先付:お椀の中は針魚の春香〆、蕗など。
前菜:鯛香り寿し 千枚鮹長芋ちり酢 タラの芽揚げ浸し 子持昆布 穴子のオクラ和え 牛ロースアスパラ巻 穴子の稚魚ぬれそれ、ヤマメのいくら 大葉百合根…めずらしいものや手が込んだものや。。とても楽しめました。
碗物:油目の葛かけ 浜防風 山椒
鞠の器の蓋をとると。。
向付:平目 鮪 ほっき貝他 あしらい一式
脂のってました。
焚合 筍 薇 湯葉巻牛蒡
焼物 稚鮎 酢取り蓮根 蓼酢
稚鮎まるごとパクリ。これが楽しめるのもあとひと月ほど。
手間のかかった蓼酢が良い香りです。
進肴 鱶ひれ煮凍り
蓬そば麩
温物 鶏つみれ丸 茄子 うるい 煮 芽葱
ごはん 筍御飯 香の物 止椀
水菓子 いちご オレンジ 桜餅
食材も品数も多いのですが、それぞれちょうど良い分量で、油ものがすくないためさっぱりと頂けます。
椀物、焚合、温物などのお出汁の効いた煮物がとくに美味しいと思いました。
翌朝にはしっかりお腹が軽くなってましたよ