2人のマエストロ | Ruby☆リュクスDays

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芸術の世界で生きる私。極上の芸術・美しい音楽・魅力的な人・リュクスな時間に触れて、日々審美眼に磨きをかけます。

ある日、2人のマエストロ(指揮者)とお会いする。

一人は20代前半!
指揮者としてはデビュー仕立て。といってもすでに国際音楽コンクール受賞歴を持つ。
そんな彼が自分よりキャリアのある年上の100人近いオーケストラのメンバーをまとめていこうというのですから、その度胸は大したもんです。おそらく自分だったら無理。
しかし、やっぱり若い。若いという目で見てしまう。やりたいことをいっぱいいっぱい振って・・奏者に伝えられたかな?



そしてその夜、ばったりお会いしたのはウィーン国立歌劇場とともに来日していたリッカルド・ムーティ氏。




67歳。指揮者としてあぶらの乗り切っている時期です。
20年に及ぶミラノスカラ座音楽監督のポスト。そしてシカゴ交響楽団の次期音楽監督!

何も語らずとも醸し出すものすごいオーラが、言わずと知れたキャリアを納得させます。
その眼光の鋭さ…たくさん振らなくても目で意志を伝えてしまうマエストロ。ものすごい存在感!そしてはっきり言ってコワイです、彼の目。


前出の彼はこれからどんな道を歩んで、40年後にはどんなマエストロになっているのだろうか。
もしかして私は、彼のデビューという歴史的なページに立ち会っているのだろうか。。。。

彼の前途を心から祈ります。