変なところで切れてしまった。
(この手でこの刀で父親を斬ってしまったのか)
松五郎の顔を覗き、頭を抱え「ああー」と絶叫。
我に帰り、寒そうに腕を抱え(父に何か掛けてあげなければ)と羽織りを取りに行き、松五郎に掛けようとするも長吉の方を向き、松五郎の方を向き、(羽織りを父に掛ける事はできない)と長吉に掛けてやる。で脱いだ白い着物を掛けてやろうとするも政吉が来たのでできず丸めて投げ捨てる。ここら辺の太一君の心の動きがわかる演技がいいのよ~。
長次が足を叩いて(ほら、ちゃんと生きてるよ)で足を確かめた政吉が親分に抱き付き泣くところで長次が「ハハハ」と笑って肩をぽんぽんしてあげる。葵では声を出して笑ってはなかったような。まあ最後、ずっと号泣しながら見てますから。
で、長次「俺の姿が見え無くなったら俺の着物を冷たくなった人(おとっつぁんとは言えねぇ)に掛けてやってくれ」このセリフにまたぐっときて、最後、おこもさんの「川北長次は日本一の親分でございます」で長次が傘を広げるのとおこもさんが白い着物を掛けるのと音楽が同時で、ぐわーときて終わる。
やられたー
このお芝居作った人すごい!
ひとつひとつの動作がセリフがぐっとくるんだもん。