わざわざ頼みに行って。だから、負けた遼平を片桐に渡す時の旋風雄の「目を覚まさせてやるのはあんたの役目だろ。もう1人じゃないって言っておいてくれ」のセリフにジーンときた。
④屋上で旋風雄を待っている間、壁の強羅たちの名前をスプレーやペンキで消していく遼平。倒された遼平が「たけーな てっぺん」ってつぶやく。白く塗りつぶされた一番上に「 鈴蘭の頂点 てっぺん」の文字だけ残ってるのが映されて。前に強羅を倒した時に「鈴蘭のてっぺんってこんなもんすか」のセリフがあるから「たけーなてっぺん」が意味を持ってくるんだろうな。
⑤旋風雄に「先輩」って言うんだけど、最初はちょっと馬鹿にしたような感じで。それが最後のシーン、旋風雄たち軍団の一員として並んでてリンダマンを倒しに行く旋風雄に言う「先輩、次はオレの番すから」が親しみがこもった「先輩」で。前半の孤独でトゲトゲしてて自分しか信じられなくて、って感じの遼平が切なかったから「遼平、鈴蘭に来て良かったね。もう1人じゃないね」って思えて嬉しかった。

1人1人が良く描かれていて、1つ1つのセリフ、拳に意味があって良かったんだけど、すべてが丸く納まりすぎって感じもした。続く