最初は、私は血に弱いし(血がドバーの映画とかだめ)お芝居とはいえ太一君の血まみれ姿見たくないし、無駄死にだし(正義のためとか誰かをかばってとかでなく)この演目苦手かも…でした。ちなみに次の年に次郎長がかたき討ちをしたらしいです。良かったね、石松さん。
しかし、6回見たらはまりました。
前半の石松はほんとおばかなんだけど、太一君の表情が豊かで可愛いくて。途中客席とのからみが面白く、座長と奈々さんの本当の夫婦による夫婦役の、さすがお上手!の場面もあり、最後太一君ならではの大立ち回りありで。
親分が大好きな石松。七五郎が浜松まで送ろうと言うのに「都鳥に怖じ気づいて送ってもらったとあっちゃ、次郎長一家の名の汚れだ」と断り「親分に会いてえなあ」が泣けます。ぴしゃりと戸をしめ押さえながら「兄い、あばよ」と言うところ、決まっててかっこいいけど切ない。
最後、閻魔堂にずっと隠れていれば清水に帰れたかもしれないのに、親分がけなされたのが我慢ならず出てきてしまう石松。その時の「まちやがれ」のお腹の底から絞り出すような太一君の声がしびれる。
壮絶な鬼気迫る石松の戦い。立ち上がった石松の指指先のピクピクがー
続く
しかし、6回見たらはまりました。
前半の石松はほんとおばかなんだけど、太一君の表情が豊かで可愛いくて。途中客席とのからみが面白く、座長と奈々さんの本当の夫婦による夫婦役の、さすがお上手!の場面もあり、最後太一君ならではの大立ち回りありで。
親分が大好きな石松。七五郎が浜松まで送ろうと言うのに「都鳥に怖じ気づいて送ってもらったとあっちゃ、次郎長一家の名の汚れだ」と断り「親分に会いてえなあ」が泣けます。ぴしゃりと戸をしめ押さえながら「兄い、あばよ」と言うところ、決まっててかっこいいけど切ない。
最後、閻魔堂にずっと隠れていれば清水に帰れたかもしれないのに、親分がけなされたのが我慢ならず出てきてしまう石松。その時の「まちやがれ」のお腹の底から絞り出すような太一君の声がしびれる。
壮絶な鬼気迫る石松の戦い。立ち上がった石松の指指先のピクピクがー
続く