ゲキシネは蛮幽鬼に次いで2回め。映画の大きなスクリーンに太一君のアップですよ~。それだけでも最高!客席からは良く見えなかった表情が良くわかるし、脇の方々の表情や動きも良くわかるし。殺陣のシーンの迫力もゲキシネならでは。
最初農民役で太一君が出ているらしいのですが、わからなかったな。 一幕の最後の月を背景にした場面、白い衣装で笛を吹いていてそれが槍みたいな武器に変わって決めセリフと共に髑髏党との太刀回り。「キャーッ、かっこいい」です。たまりません。きれいなんだけど人を殺してる、っていう残酷さも出ている。
二幕の「口説きのシーン」…と言われているらしい…の天魔王と蘭兵衛の殺陣はすごい。刀で会話している感じ。まさしく、いのうえさんがいう「立ち回りが芝居だ」(byパンフレット)です。で、蘭兵衛が屈して天魔王から口移しの酒が蘭兵衛の口からこぼれて白い衣装が赤く染まる。そこがアップですからもう言葉で言い表せません。
蘭兵衛の最後、太夫に「なんで~」って殴られて、捨之介に「満足だよな」って言葉かけられて目を閉じられる場面、客席から良く見えなかった顔が今回良く見えて、切なくて涙でした。
とにかく「最高!」でまた見に行きます。