米軍事用無人シャトル打ち上げ 用途は謎、偵察目的か
2012.12.12 08:18
11日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる、軍事用無人シャトル「X37B」を積んだロケット(AP)
AP通信などによると、米空軍は11日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から極秘任務を帯びた無人の小型スペースシャトル「X-37B」を打ち上げた。専門家らは、国際テロ組織の訓練所などを監視するためのセンサーなどを搭載しているとみている。
X-37Bは旧型スペースシャトルのほぼ4分の1の大きさで、自動で地上に着陸できる。2010年以降、3度目の軌道飛行を目指す。
今回は兵器としての活用や中国の衛星の通信遮断などを想定した試験を行うのではないかとの観測も出ているが、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクドウェル氏はこうした観測を否定。スパイ機能を持つセンサーや次世代衛星の試験設備を搭載しているとの見方を示しているという。