この先起こることのためにも知っておいた方が良いと思い載せました
National Geographic Newsより抜粋させていただきました
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120720002&expand
火星サイズの惑星、地球の間近で発見
for National Geographic News
July 20, 2012
表面がマグマの海で覆われている可能性のある太陽系外惑星が、地球の「すぐそば」で偶然に見つかった。科学者にとって興味深いのは、ほぼ火星と同じというその大きさだ。この惑星は、地球より小型の惑星としてはこれまで見つかった中で最も地球から近い距離にあることになる。

新たに見つかった太陽系外惑星UCF-1.01の想像図。主星からの距離が非常に近いため、地表はこの図のようにマグマで覆われている可能性がある。
この惑星は、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡を使い、海王星ほどの大きさの別の惑星、GJ 436bを調査していた研究チームによって、ほぼ偶然に近い形で発見された。
「見つかったのは地球より小さく、火星よりやや大きな惑星で、少なくとも宇宙的なスケールでは地球のすぐそばと言っていい場所にある」と、現在はシカゴ大学に所属する惑星科学者ケビン・スティーブンソン(Kevin Stevenson)氏は語る。
「トランジットが確認できた惑星の中では、最も近い距離にあるものの1つだ。非常に小さい惑星だが、ほかにもこうした惑星が存在する可能性がある」。
「ほかの研究者が存在の可能性を指摘していたとはいえ、我々はこの惑星を探していたわけではない」とスティーブンソン氏は発見の経緯を振り返る。
UCF-1.01は直径約8400キロで、その体積は地球の約4分の1ほどだ。また、その公転周期がわずか1.4地球日と極端に短いため、焼け焦げてしまいそうなほど主星に近い軌道を回っていることになる。「この惑星と主星を隔てる距離は、地球と月の間の距離の7倍しかない」とスティーブンソン氏は言い、おそらくこの惑星には大気がないだろうと指摘した。「地表の温度は摂氏540度に達している可能性がある。これほどの高温であれば、表面が溶岩の海になっているかもしれない」。
UCF-1.01については、その質量が特定されるまでは、公式基準により存在が認められたとは言えない。「それでも、存在することは間違いない」とスティーブンソン氏は自信を見せる。