『安岡正篤一日一言』より。その中に教えを凝縮したような次の言葉がある。
「何ものにも真剣になれず、したがって、何事にも己を忘れることができない。満足することができない。楽しむことができない。常に不平を抱き、不満を持って、何か陰口を叩いたり、やけのようなことをいって、その日その日をいかにも雑然、漫然と暮らすということは、人間として一種の自殺行為です。社会にとっても非常に有害です。毒であります」
では、どういう生き方をすればよいのか。
「いかにすればいつまでも進歩向上していくことができるのか。第一に絶えず精神を仕事に打ち込んでいくということです。純一無雑の工夫をする---近代的にいうと、全力を挙げて仕事に打ち込んでいく、ということです」「人間に一番悪いのは雑駁(ざっぱく)とか軽薄とかいうこと(中略)。これがひどくなると混乱に陥ります。人間で申しますと自己分裂になるのです。そこで絶えず自分というものを何かに打ち込んでいくことが大切です」
心が引き締まるいい言葉ですね。真剣に生きないというのは自殺行為なんですね。周りにも悪影響を与えてしまいます。
心を磨こう!