今さら感がすごいですが、「アミ 小さな宇宙人」を読んでみました。さくらももこ氏が挿絵を描いている児童向けの本です。

 

児童向けの本ですが、読み終えて「これは名作すぎる」と思いました。

 

宇宙の他の星や、地球の超古代文明に触れて書かれているシーンがあり、完全なSF話な感じでもなく、リアリティがあります。そして何より、地球の文明が進化するにはどうしたら良いのか、がたいへん具体的に書かれており、倫理観を1から学ばさせられる本でした。

 

※ネタバレになるので、これから読むつもりの方は以降は読まない方が良いです。

 

アトランティスは核爆弾で崩壊したと書かれていました。崩壊の際に宇宙連合の人達が、愛の度数が高い地球人だけを助けてあげて、同じ天の川銀河内の惑星 (名前忘れました)に移住させてあげた、とありました。

 

アトランティスの時代までは人間の身長は3メートルほどもあったけれど、核爆弾の放射脳で身長が縮んでしまった、とも書かれてありました。

地球上に昔巨人がいたのは、私は「重力が今より少なかったから説」を推していましたが、その説もあり得そうです。

 

地球がこれから自滅の方向に向かうか、逆に繁栄するかは、科学力よりも地球全体の愛の度数が上回るかによって決まる、とのことです。私もそのように考えていました。まったく貧困層に目を向けず格差があるばかりでは、地球全体を通し、因果応報が起きると思っています。

 

アトランティスは科学のほうが上回ったから、自滅してしまったとアミは言っていますが、その時代を生きていない私からすると、若干、「それは結果論かも」と思ってしまいます。アトランティスは科学面と人々の倫理観は、ほんの少しの差だった可能性もあるように思います。(私は前世アトランティス末期の巫女だったそうですが覚えていないです)

 

宇宙船が飛行するスピードについて、光の速さで動いているのではなく、空間を移動している(時間も?)、今日宇宙旅行に出かけて、昨日の時刻に帰ることもできると言う描写もありました。

 

チャネラーさんで、日常的にごく頻繁に他生命体からメッセージを受け取っている方が、リアル知人に若干名おります。それはその他生命体が住んでいる時間の概念が地球とは全然違うから、頻繁にメッセージが受け取れるということかと、考えることができます。

 

私が1番意外に思った描写は、文明が進むと、逆に、農園での生活に近いものとなるという点です。

私はSF映画みたいな感じを想像していました。高層ビルが建っており、空を車が飛行しているイメージです。アミは地球のように都市部に1か所集中して人が大勢住んでいる点に、いくつかデメリットを述べていました。

しかし私は農園ではなく、都市に住みたいと思います。まだ人間としてレベルが低いかなと思います。゚(゚^ω^゚)゚。

 

さらに、勝ち負けを競うようにならなくなるようです。スポーツ界においてもただ人前で発表するのみで、順位はつけることはないそうです。それってつまんなくね?と真っ先に思ってしまったので、私はまたもや人間として、いえ、宇宙生命体としてレベルが低いようです。

 

この本は児童向けですが、私は全年齢の人に読んでほしいと思いました。書いてあることは全部創作なのかもしれないですが、書かれてあることは地球の文明を発展させることを促す、非常に壮大な文言です。この本がスピ系の人たちのみならず、世間一般的にもっと広く知れ渡るといいです。

 

 

「アミ小さな宇宙人」は内容が省力されたバージョンの本もいくつか出版されていますが、たしかこの表紙だったかな?と思います。私は図書館で借りました。