最近、「神職怪談」という本を読みました。

神社にお勤めしている宮司さんや禰宜さんが、仕事中に体験した不思議な話・怪談話のほか、一般の方が神社で体験した不可思議な話が載せられていました。もともと神職に興味があるので、たいへん興味深かったです。

 


個人的にもっとも面白かった話が、とある神社にお勤めしている宮司さんが、1か月に2回しか行わない儀式を終えた後、意識を失い、気が付いたら近いパラレルワールドに移動していた、その世界で次に儀式を行ったときにまた意識を失い、目が覚めたらもとのパラレルワールドに戻っていた、という話です。マンデラ効果関係の話でした。

 

この本には巫女さんが体験した話はなく、年末年始のバイトで巫女さんをした人の話はありました。巫女さんにはどういう人がなれるのか気になったので、調べてみました。

 

本を読んでいると、神社の家系に生まれた人でも資格(神職資格取得課程)を取得しなければ神社で勤務することはできないようです。これを取得できる大学は「國學院大學」「皇學館大学」の2か所です。資格を取るための試験はなく、卒業と同時に取得できるそうです。

 

この資格を取るには神職養成所でも取れるようです。「神社本庁の推薦状を持っていないと入れない」と書いてあるサイトもありますが、ちゃんと調べたらそんなことはなかったです。高校卒業者、もしくは大検を持っている方でしたら入学できます。

授業内容は一つの学校を例にとると、午前中は実際に神社にて研修をし、午後は学校で勉強する、という形態のようです。2年間で卒業し、卒業後に実際に神社で勤務を開始します。

養成所は全国で6校あるようです。

  • 出羽三山神社神職養成所(山形県)
  • 志波彦神社 塩竈神社神職養成所(宮城県)
  • 熱田神宮学院(愛知県)
  • 京都國學院(京都府)
  • 神宮研修所(三重県)
  • 大社國學館(島根県)

 

島根の養成所は中学を卒業していたら入学できるそうです。私の昔の知り合いも、10代後半の時にこの島根の養成所に通っていました。

 

もうすでに社会人になって、これらの学校に入学するのが難しい方は、神職養成講習会を受講して取得することもできます。1ヶ月短期集中型を数回繰り返し、試験に合格したら取得という感じだそうです。


それから大阪の大阪國學院に通信制学部があります。直階過程(1年)と権正階過程(2年)があるそうです。通信制が良い方はこっちのほうが良さそうです。

 

さらに、資格と一言に言っても階位というものがあり、それによって神社で実際になれるポジションが変わってくるそうです。

そしてさらに、巫女さんではなく「女子神職」と呼ぶそうです。

 

なんで女子神職に興味がわいたかというと、本を読んだ感じ、神職の方は神社でのお勤めのほか、一般人からのお祓いの仕事があったら受け持つそうなので、魅力的な仕事に感じました。お祓いは霊感があるほうがいろいろと対処しやすいと思います。それに神社は子供の頃から好きです。本に書いてあったことがたまに体験できるかも…とも考えてワクワクします。


でもよくよく考えたら、養成所を卒業した後、地方の神社にお勤めすることが決まってしまったら、嫌だなあと思いました。ワガママだと自覚していますが、住むところはどうしても都会がいいです。

 

調べてみると、女性の神主の方もいらっしゃるそうです。後継者に恵まれなかった神社もあると思うので、社家以外の一般の出自の方でも、上記の方法により、資格を取っていたらなれる可能性も結構ありそうです。ですが、他のサイトだと巫女さんはだいたい27歳までと書いてあったりして、実際のところ、女性は既婚者だと適さないだとか、なにか条件があるのかもしれません。

 

10代ぐらいから神職を目指してたら良かったかな~と最近思うようになりました。でもそうしたら夫とは出会っておらず、他の神社に勤めている男性と結婚していたかと思います。スピ系話で盛り上がる夫婦になるのか、神様に一生を捧げようと独身を貫くのか、パラレルワールドの領域なのでわからないです。