続きです







自閉症スペクトラムの息子、現在中学2年生


言語凹、国語(長文読解)の躓き具合から

私は「全ての教科でいつかは躓くだろう」

と覚悟しています

が、現時点ではまだどうにか大丈夫そうです

大問題の国語は、学校内の定期試験であれば意外にも得点できています

息子は自閉の強みで暗記力だけは割といいのです

(今回の中間試験国語は古文漢文で相性が良く、平均点よりなんと20点上の大快挙!!)

長文読解は一切全くできませんが、

初見でなければ時間をかければ内容理解できるのです

もちろん模試や入試は初見なので即死ですけれど昇天

そして数学算数は偏差値に超余裕を持って受験した学校の為か優等生扱い

廊下に張り出されるテストの成績上位者の中で片手に数えられる位置にいます




ただ

長文記述や

読書感想文は

息子の会話に慣れている娘でさえ

ドン引きの意味不明の怖い文章です




そんな状態の息子ですが

先日の保護者面談で英検3級受験の話題が出た時に

先生から衝撃の発言が飛び出しました



続きます





















もしも中学が地元の公立だったら何気に定期テストはある程度できていたのかも??

…でも結局高校受験(本番)では長文読解できず得点できないし、その前にきっと内申が壊滅だろうし、そもそも息子の場合は普通級で落ち着いて過ごすのは難しいだろうな……といろいろ考えて問題なく過ごせている今の生活が息子にはとても合っているのだろうなと思い至ります


タイトルの出来事の前に

私が衝撃と感じた理由に必要な情報と昔の小話を…

めっちゃ長くなります驚き



息子、私立中学2年生
IQ80台後半(幼少期はもっと低かった)
療育手帳持ち


この情報を伝えると
「勉強は大変ではないですか?」という心配をされる事がよくあります
息子の小学校の時の成績ですが、通知表の算社理英の知識技能面(ペーパーテストの評価)は普通級の担任から「文句なくA」と言われました

支援級評価ではなく普通級の中での評価です

国語(長文)は全くできずに交流に行っておらずテスト自体受けてもいませんけれどね💦

国語以外という条件付きですが、普通の小学校のペーパーテストであれば苦労したことはないはずです



で、その小学校のテスト成績の情報を知った方からはこんな疑問を受ける事が稀にあります

「勉強面に大きな問題がないのに手帳を持って支援級なのですか?」という感じの疑問です

この質問を受けるのは100%

息子に直接会ったことのない、息子と会話をした事のない方々です



息子はコミュニケーション能力が皆無です

IQテストって基本ペーパーテストではないのですよ

少なくともうちが受けたことのあるIQテストは面接形式のみ

息子にとっては相性最悪の対面応答です

うちの場合、IQテストが対人形式ではなくペーパーテストだったら数値はかなり変わるのでは?と思っています



↓以下は、幼い時の息子のとある面接での一場面



面接官「お名前は?」

息子「ぼくの名前ですか?」

………

始まる前から

終わっている



こんな感じの息子なのです

平たく言えば、息子は自閉が重いのです

それがきちんとIQの数値で表れていて、だからこそ要支援で手帳持ち

コミュニケーションや言語面は、息子にとっては努力や改善が難しい分野です

そんな息子にとって、面談や面接は鬼門なのです



続きます



 







そんな支援ルート一択だった息子が中学受験をして普通の中学校生活をしているのだから子供はどう成長するのかわからないものです


たまに耳にする言葉のタイトルですが

当たっていると思っています

ちょっと誤解を招きそうだけど間違ってはいないはず


以下はそんな考えもあるのかも程度でお願い致します


まず中学受験は算数で決まるから

こちらは『特に最上位を目指すのであれば算数ができる事は必須で、かつ算数で失敗したら終わる』

という意味で算数で決まると考えています

なので、難関とは程遠い受験をした息子にはあり関係がない話しなので念の為笑

国語でも100点という配点は同じでは?と思いますが、算数の方が問題数が少なく一問当たりの配点が高く時間がかかる場合が多いので差がつきやすく、国語に比較して難易度の幅も大きい為に算数で勝負がつきやすくなっているからだと思っています



続いて高校受験は英語で決まる、は

中学の英語は『英語ができる子はテスト対策を何もしなくてもほぼ満点を取れる』から

何もしていない子と、それまで勉強してきた子の差が1番激しいのが英語だそうで

テスト対策で英語に多くの時間を取られる子と、ほぼ手放しで他の教科に注力できる子ではテスト前の貴重な時間の配分がまるで違います

そういう意味で、高校受験は英語で決まると言われているのかな、と


なので、高校受験は英語で決まるから英語に時間をかける!というのはこの意味からはむしろ本末転倒で

算数が苦手だから中学受験は絶対不利、なんてことも決してないわけなのですよねこれが


何事も状況次第、目指す場所次第、考え方次第、やり方次第でまるで変わりますね


いろいろな人がいて、いろいろな状況や目的があり

いろいろな方法やアプローチがありますにっこり


とりとめないひとりごとでした昇天