猛夏も終わり、これから一気に秋が深まっていく…。
ムラサキシキブと、上方にある白い花はヘクソカズラ!(◎_◎;)名前の由来は、葉などをつぶすと、強い悪臭を放つことから「屁糞かずら」の意味で名付けられたもの。
万葉集の中にも「屎葛(くそかずら)」の名で詠まれている。英語ではスカンク・ヴァイン(Skank vine:スカンクの蔓の意味)、スティンク・ヴァイン(Stink vine:臭い蔓の意味)という。……Wikipedia
サルビア・ガラニチカ…幼い頃を思い出して花を摘んで吸ったら甘かった。
パンパスグラス…アルゼンチン原産
昔から秋と言えば…鶏頭
カラミンサ・ネペタ…
道端にひっそりと可愛い花を咲かせていて思わずパチリ。葉っぱを割いて鼻に近づけたらミントの香りがした。
スーパーで今年初めての柿が売られてた。
さてさてこれから…👑ロシア最強女帝エカテリーナ物語の始まり〜👑
18世紀、ヨーロッパの新興国だった北方の大国・ロシア帝国では帝位を巡る血塗られた権力抗争が繰り返されていた。
ドラマでは初っ端(しょっぱな)に、エリザベータ女帝がお胸をブイブイさせて勢いよく登場したのでびっくり魂消た。エリザベータ女帝はピョートル大帝の娘。
↓実際のピョートル大帝。
ピョートル大帝はロシア帝国の拡大と近代化を進めた。
現ロシア大統領プーチンはピョートル大帝を崇敬し、その偉大さを自分自身も身に付けたがっているらしい。
↓実際のエリザベータ女帝
意外と純情。たった1人だけを愛し晩年秘密結婚をした。
🥀これから簡単にドラマのあらすじを書くにあたって…登場人物の名前はこんがらがるのでニックネームに致します🙇♀️
エカテリーナ女帝→奔放エカテ
エリザベータ女帝→お胸ブイブイ
イヴァン6世→可哀想なイワン
皇太子ピョートル→ぼんぼん皇太子
第一子パーヴェル→反抗ご長男
💧 💧 💧 💧 💧 💧
涙無くしては語れないイヴァン6世→可哀想なイワン
1740年の誕生直後にアンナ女帝から後継者指名を受け、わずか生後2ヶ月で帝位を継いだ。この時代、帝位継承は2系統が複雑に絡んでいた。
翌1741年11月、ピョートル大帝の娘お胸ブイブイが自分を支持する近衛軍に命じて宮廷クーデターを起こさせ、可哀想なイワンはあっけなく廃位!お胸ブイブイは可哀想なイワンの存在を歴史から消し去ることを徹底する。
家族と引き離された可哀想なイワンは幽閉されて育ち…付き添っていた乳母は途中から離され…ひとり違う監獄へ移送された。そこはベッドと便器しかない狭くて薄暗い部屋だった。
お胸ブイブイ以後の皇帝は皆、可哀想なイワン救出の目論みがあれば即刻彼を殺すよう命じていたとされる。
1764年に救出を試みたウクライナ人士官が現れたことで可哀想なイワン(24才)は看守により刺殺された…Wikipediaを要約。
読書・運動も出来ずに…一時的に乳母がいたにせよ…
太陽にも当たれず誰とも話せず…23年間も閉じ込められていたなんて!
ひどすぎーーーっ!😭
🥀 🥀 🥀 🥀 🥀
さて、主役の奔放エカテ……日本では…江戸後期、
回船の船頭大黒屋光太夫が…今の三重県から江戸へ向かう途中、嵐のため漂流してロシア領に漂着した。8年後帰国願いのために謁見したことで知られている。
↓実際のエカテリーナ女帝
↑予告編でもあったように奔放エカテはドイツの貧乏貴族出身であったが、ぼんぼん皇太子と16才で形式的に結婚した。
知性・教養を磨き、合理的な精神を持ち、魅力的で美しい女性となる努力を重ねた。ロシアに溶け込もうと改宗し…エカテリーナと改名…ロシア語を習得した…wiki要約
↑実際のピョートル…ぼんぼん皇太子。子供のいないお胸ブイブイがドイツから甥を無理矢理引っ張ってきて皇太子にした。
趣味は音楽。特技はヴァイオリン演奏。ドイツ風にこだわり続け、ドイツ式の兵隊遊びに熱中。天然痘に罹患し容貌は醜くなった。
ドラマのぼんぼん皇太子。
🎻 🎻 🎻 🎻 🎻
夫のぼんぼん皇太子は「もし後継者が生まれたら自分は可哀想なイワンのように用済みとなって殺されるのではないか」と恐れ、7年間奔放エカテとの結婚生活から逃げていた。
ここから奔放エカテの男性遍歴始まる!
ぼんぼん皇太子はお胸ブイブイの叱咤と医者のアドバイスで局所手術をした。奔放エカテとサルトゥイコフの情事の直後…
ぼんぼん皇太子は突然奔放エカテの寝室に現れた。やがて奔放エカテは懐妊し1754年9月20日、待望の男児パーヴェル=反抗ご長男を出産する。
ぼんぼん皇太子は、反抗ご長男の誕生を喜んだ…が…父親はサルトゥイコフという噂が根強い。
↑実際の第一子パーヴェル…反抗ご長男。
奔放エカテは生まれたての反抗ご長男を、お胸ブイブイに奪い取られてしまい、褒美としてネックレスを与えられただけで抱くことすら許されなかった。
そのため奔放エカテは反抗ご長男に対して、世間一般のような愛情を感じることはなかった。
反抗ご長男も母親が大嫌いに育った。
奔放エカテが67才で亡くなった後、反抗ご長男はパーヴェル1世として皇帝に即位したが…
彼に政治方針があったとすれば、奔放エカテの政治を全否定し、その反対を行おうとしただけであった…wiki要約
……………………………
奔放エカテは1754年〜1775年まで6人の子供を得たが、父親は皆違った。わかっているだけでも12人の愛人がいた。
1774年頃(45歳頃)奔放エカテは10歳年下のポチョムキンに出会い…奔放エカテ生涯唯一の真実の夫と言うべき男性になり、
私生活のみならず、政治家・軍人としても女帝の不可欠のパートナーとなった。
↓ポチョムキン公爵
2人に男女の関係がなくなった後も「妻と夫」であり続け、奔放エカテの男性の趣味を知り尽くしていたポチョムキンが選りすぐった愛人を女帝の閨房に送り込んでいたという🫢
🫅 🫅 🫅 🫅 🫅
遂に奔放エカテは…
ぼんぼん皇太子を退位させる!
1761年お胸ブイブイが亡くなると、ぼんぼん皇太子が皇帝に即位、奔放エカテは皇后となった。
ぼんぼん皇太子はプロイセン王(現在のドイツ)フリードリヒの信奉者で、皇太子時代からお胸ブイブイやロシア貴族と対立していた。
七年戦争ではフリードリヒを追い詰めていたにもかかわらず、即位後プロイセンと講和条約結びロシア軍を憤慨させた。
また、奔放エカテを廃し、愛人を皇后に据えようとしたり、ロシア正教にも弾圧を加えた。ロシア正教会によるぼんぼん皇太子への怨嗟の声は高まり、奔放エカテ待望論が巻き起こる。
↑奔放エカテの愛人のグリゴリー・オルロフ伯爵。
愛人を持つぼんぼん皇太子に強い危機感を持った奔放エカテは愛人グリゴリーとその一族らの支援を受けてクーデターを敢行。
ぼんぼん皇太子を退位させ、皇帝エカテリーナ2世として即位した。
ドイツ人がロシアの皇帝になったことも意味している。
その後、ぼんぼん皇太子は暗殺された。
奔放エカテの即位後、国内は凶作で飢饉が続いて、困窮する民衆の暴動が各地で起こっていた…
当時の農奴は奴隷と同義で(ドラマを見てもその過酷さ・悲惨さは言葉にできない程)…
それを打開するために、温暖な土地と不凍港の確保を求めて南下政策の推進を図っていたが…
オスマン帝国が立ちはだかり、やがては全面戦争に突入した。そしてオスマン帝国との戦いに勝利して、ウクライナの大部分やクリミア・ハン国を併合した。
註この頃からロシアとクリミアとウクライナの取ったり取られたりの戦いが始まる。
🥀 🥀 🥀 🥀 🥀
この後もみっちり詰まった歴史なので…
この辺で終わりとうございまする🙇♀️
<感想>
ロシア人にとってSEXは…食事を摂ったり、歯を磨いたりするのと同様に日常のルーティン!
奔放エカテがベッド上で愛人とドタバタやっている時に…緊急事態を告げに部下がズカズカとベッド脇にまでやってきて報告!ベッド上の2人も部下も羞恥が無く…アフリカの草原での動物動画のシーンや、食事中に急に隣人がやってくる映画のシーンを想像してしまった…。
この時代も秘密警察があった!
奔放エカテがベッド上でドタバタやっている時に…隣には壁を隔てて隠し部屋があり、その壁には穴が
開けてあって、お胸ブイブイの手下が覗き見して事細かに記録する。⭐︎プーチン大統領はKGB出身だし…現代も秘密警察が暗躍してる…怖い…。
帝位継承=絶対絶対必要なお世継ぎ!
奔放エカテは反抗ご長男が、子供を作れるか否かが心配で、腹心の未亡人に「確かめたいから誘惑して結果を出せ!」と命令。結果…腹心は妊娠…お次は「おろせ!」と命令。
宮中女性の服装はバストをあらわにすることがファッション!
エカテリーナ宮殿…天井高く部屋広く頑丈な建造。
ロシアは真冬時期が長い…当時の暖房は大したことが無い…そして一瞬の真夏も宮殿の中はひんやりで寒いはず。それなのにこれ見よがしにバストを露出するのは…
自分の肉体の自慢の物を見せびらかす動物や鳥によくある示威行動と同じように思われる。
バスト超アップ=ディスプレー=示威行動(求愛行動でもある)。
だから…ドラマの女優は役に合っていない…と思った。
↑バスト超アップの示威行動ができていない=リアルでない。ヒロインは顔とスタイルは美しくあってほしいというドラマ制作側(男性スタッフ陣)の願望が表れている配役ですね〜。
エカテリーナ女帝の男性遍歴は非難されるべきか?
2022年の今だからこそ考えてみる。
ジェンダーロール…「男は〜するべき」「女は〜するべき」…性別によって社会から期待される「らしさ」。
ジェンダーバイアス…偏見や思い込みのこと。「男らしさ」「女らしさ」等社会が決めた性別役割分担を肯定する固定観念やそうした思考による差別。
男尊女卑…男性優位の歴史が続き…権力のある女性が残虐行為や男性遍歴をすると半端ない非難・揶揄・嘲笑された歴史。
エカテリーナの場合は初めの出発点が不幸な始まりであり、同情すべき点はあった…が…彼女は権力者になって…
権力者だけが持つ性の支配欲というスイッチが入ったんではないやろか…知らんけど←急に大阪弁😅
また、女は妊娠して子供を産むという…原因と結果が明らかになるけど、男は結果が身の上に起こらないから相手の妊娠を認知するもしないもその男次第。知らんふりされての犠牲者多数。
日本での例…伊藤博文&渋沢栄一
この度イギリスでめでたくチャールズ3世国王が誕生したので、因みにチャールズ2世を調べたら…
たくさんの愛人と14人の子供がいて、彼らに大盤振る舞いの叙爵や屋敷をあてがい「陽気な王様(MerryMoon)」の渾名を取ったそうだ…wiki。
片や〜 陽気な王様〜
こなた〜王冠を被った娼婦〜
やってることは同じなのにこうも違う呼び方…。
…………………………
中国では最近学者の研究が進んで…三大悪女と言われている則天武后・呂后・西太后の時代は人民にとって良い時代であったと評価され見直されているという…NHK「中国王朝 英雄たちの伝説“悪女たちの裏切り”」より。
歴史上有名な男性権力者はみな残虐行為をしているが「悪男」と呼ばれない。
しかし稀に現れる女性権力者が残虐行為をすると「悪女」と呼ばれる。
これからは「悪女」と呼ばれている歴史上の人物を見る時は俯瞰した眼差しが必要だと思う。
「男」「女」と分けて考えるのではなくて、一括りに「人間」と捉えることが重要なんですね。
<結論>
人間は…大きな権力を持つと色情過多になり且つ残虐行為をする動物である。
エカテリーナの王冠。