プロジェクトと信頼関係 | インテリアデザイナーのひとりごと 

インテリアデザイナーのひとりごと 

空間デザインからグラフィック、プロダクトまで
デザインやものづくりに関する事、日々の生活の中の
ふとした事など仕事も趣味もひっくるめてつれづれなるままに。

長かったプロジェクトが一つ終わりました。
明日撮影で終了。

ほ~~~~っ!!とため息。ニコニコ

 

クリニックの開業だったのですが依頼を受けてからほぼ1年ほど!!
60坪ほどの内装デザインでこんな工期がかかるのは異例です。

 

というのも、新築だったために建物本体工事の途中の、それも微妙な時期から入っているので、変更申請やらA工事(建物側工事)、B工事(入居者負担で建物側工事)の区分け、乗り入れ時期(工事開始のための資材搬入)が本体工事とかち合うので入れない問題。。本体検査日と内装検査をどうするか問題など、

 

とにかく様々な問題が次から次へとやたら起こるガチャガチャな現場でしたがみんなで知恵を合わせてサポートしあい出来上がった・・・という感じです。

 

プロジェクトの推進で最も大事な事は

第1は誰が何といっても信頼関係ですよね。

第2は見てる方向性が同じであること。

 

こちらはクライアントさんのイメージや理想を十分に伺い

もてる技術と感性を全力で注ぐ。

そこには予算の問題や期間の問題や技術の問題が山のように出てくきますが、結局は話し合いと信頼関係の底支えがあってはじめて解決につながります。

 

そもそも大金を投資するので当たり前な話ですが疑心暗鬼の沼に入ったらなかなか出られません。

そこは相性もありますし、クライアントさんの度量というのもありますよね~。

ちなみに今回は女医さんですが、ものすごく大きいスケールを感じます。

この現場を通して一年越しのお付き合いになりますが、この期間を通していろんなことを言える間柄にもなり、
仕上がりもとても気に入っていただけて良かったですドキドキラブラブ

ほんとうに感無量です。ラブ

 

いつも思う事だけれど、プロジェクトの終わりってちょっと寂しさものこります。

ず~~~~っと面倒見ていた子供がいきなり育って巣立ってしまった・・・みたいな。(子供育ててませんのでおこがましいですが)

あ、子供ってクライアントさんっていう意味じゃなくてプロジェクト本体ね。
共に育ててきた子=家が、「僕はもう育ちましたのでもう大丈夫です。」

って言われているような。。。

 

子を見守る母の気持ち・・・・真顔(←再、子供育てていないのでおこがましいですが・・・)

 

あとは開業後にその場に通院される方々のひと時の安息となりますようにドキドキ