参議院選挙が近づいていたのが舛添氏の不運 | ■ある中年男の日常■(人事と人智を尽くして天命を待つ生き方さえすれば勝ち負けなどどうでも良いではないか)

■ある中年男の日常■(人事と人智を尽くして天命を待つ生き方さえすれば勝ち負けなどどうでも良いではないか)

あまり肩肘張らずにその日の出来事や思った事、共感した事・感動した事をブログに載せてみたいと思います。

舛添都知事が未だに都知事の職に未練があり辞任に踏み切れない。

確かに舛添都知事は不運が重なり過ぎた。
というかあまりにも都政を舐めすぎた。

公用車による毎週末の湯河原出張やファースト・クラスとスィート利用の豪勢な海外出張。
韓国人学校の問題。
そして都知事になる前の政治資金不正流用疑惑。
あまりにも都民の反感を買う行動が一遍に露呈し過ぎた。


それでもこれだけでは本来なら辞任になるような事にはならなかった筈だ。

なぜならいずれも政治資金規正法の網をかいくぐっており合法的だし都庁のルールに従っていたからだ。

ましてや舛添氏は東大法学部を首席で卒業したと謂われるエリートである。
小室直樹が著書で書いていたように日本人はエリートに甘い。

エリートで主流に立つ人には、他の人びととは違った規範が適用されるという。

確かに政治資金を流用したのでなければそば打ちも出来て美術にぞうけいが深く書道もたしなみ「孫文」などの著書もあるほど中国にも通じている舛添氏には教養の高さを感じさせるし今問題になっているせこい事実もこれからは改めますと謝れば都民も許したと思う。
ただ舛添氏が不運だったのは参議院選挙の時期が迫っていた事が不運だった。

参議院選挙さえなければ確かに舛添氏の主張するとおり違法では無いので謝罪すれば自民党公明党は最後まで舛添氏を守りやがてこの問題は終局していたと思う。

しかし参議院選挙が近いからマスコミも舛添問題をいつまでもメインに流し続けた。

舛添問題を流す事はマスコミとしては社会の木鐸として当然だと主張できるし偏向報道の誹りを受ける事は無い。

舛添氏がリオに拘って辞任を延ばそうとするのは直近の参議院選挙さえ終えれば都議会選挙までは時間があり何とか無給で頑張っている姿をアピール出来れば世論の流れも自民党公明党都議連の態度も変わってくるのではないかと期待しているのだろう。

実際冒頭でも述べたが日本人はエリートに甘い。
まぁ反省して必死に頑張っているんだからまぁ許してあげようという流れになるだろう。
ましてや都知事選挙になれば50億もかかるのだからせめて任期までは許そうという流れにもなるかもしれない。

まぁ私は都民ではないから辞めようが辞めまいがどちらでもよいがもし不信任案が可決した場合にはすんなりと辞職する方が良いだろう。

それだけは舛添氏に言っておきたい。