左眼黄斑前膜手術は順調に終わり、今日帰宅。

前膜が上手く取れない時は、ガスを使うという方法もあり、その場合はうつぶせ寝が必須と言う話だったし、術前に枕を使ったうつぶせ寝リハーサルみたいなこともして、嫌だなあと思っていた。

とにかくガス回避。術後も普通に回復。

1日早い退院になった。

と、言っても眼の中真っ赤。

当分は感染症に気をつけて生活することになる。特に眼の中に水が入らないように。

しかし、水というのはそんなにばい菌が入ってるのか?


ここからは手術中のこと。


同時に白内障の手術もやった。

いずれなるんだから、一緒にやるほうが合理的と、一般的にそうなってるらしい。


手術時間40分。前半10分で白内障の前半手術。その後30分かけて前膜手術。


眼の中に注射するなんて、普通に考えて怖い。

と思う間もなく、テキパキと頭を固定、眼を瞑らないように固定、血圧計、点滴、酸素濃度計を付けられ、さあ注射ダー。一瞬チクリ。

抗いようもなく、緑や、赤、黄色わちゃわちゃとした眼の中の光景が繰り広げられる。

時時ズーンと重さも感じる。これが白内障の手術らしい。


と、今度は先程とは明らかに細い注射針が打たれ、柔らかいゼリーの中ににピュっと青い液体

そこへピンセットが差し込まれ、膜を剥がそうと狙いを定める。これぞ私が見た眼の中の出来事。

あ、失敗!あ、上手くいった!あら、途中で切れちゃったよ〜。一喜一憂しながら頑張れ、先生!と心の中。

眼の中で繰り広げられる前膜剥がし。


いやあ、こんなに臨場感あるなんて、びっくり。とはいえ30分は長かった。疲れてきた。

力入りすぎて、「血圧200以上ありますよ。」の声。


やっとほぼ膜を剥がし、

白内障のレンズ(右眼と同じ遠視用)をいれる。ぐっと押してはい!終了。


人からは聞いたことあるけど、怖いという間もない鮮やかな手さばき。

これぞまな板の上の鯉か。

百聞は一見にしかず。


もう一度やる?と聞かれたら、イヤだね。痛くないといえども、ちょっとは痛い。