この前、ホビーショーでの会話。
「スワニーて角野栄子さんのお気に入りの生地屋さんなのよね。」
「え?そうなの?」
「鎌倉スワニーで生地を買って、お洋服を作ってもらってるんですって。」
角野栄子さん、3月に国際アンデルセン賞を受賞した、「魔女の宅急便」
の作者。
俄然興味がわいてきて、図書館で借りてきました。
「角野栄子の毎日いろいろ」
なんて素敵なおばあさんでしょう。
オレンジの眼鏡、チューリップ柄のワンピースもお似合い。
1935年、東京生まれ、83歳
5歳で生母を亡くし、
24歳で結婚、ブラジルへ移民として渡り2年間過ごす。
魔女の宅急便を書いた時のいきさつも書かれています。
当時12歳の娘さんが描いた魔女の絵からヒントを得て、書いたそうです。
その魔女の絵、箒の柄にラジオがぶらさがって、黒猫がちょこんと座っている。
12歳で描いたとは思えぬ大人びた絵。
おしゃれ大好きで、自分の色はいちご色。
黒革の手帳、思い出の品、食器、アクセサリー、料理、
もちろん、本のことも。どれも心に響きます。
そのなかでも、玄関先のサプライズが気に入りました。
いちご色の壁、白いチェスト、子供用の赤い椅子、
チェストの上には赤い帽子をかぶった顔の白い箱。
チェストにはスカーフやハンカチを入れてる。
玄関に入ったとたん角野ワールドにようこそという感じです。
沢山の童話を書いた人ですもん、想像力を創作にして表現する力は、
凡人には真似できないけど、
感性を磨くことはできるんじゃないかなと思います。
よし、頑張るぞ
ほんとに素敵なおばあ様。
うちの黒猫ジジ