突然ですが、このたび私、ふんどし生活を始めました。
ふんどしは近頃「身体を締め付けない、リンパ解放下着」として注目されていて、パンツ型のふんどしパンツも販売されていたり、自作する人のための型紙が公開されていたり。
私も加齢とともにどんどん締め付けが嫌になり、
ふんパンがいいのか
フレアパンツならどうか
男物のトランクスを代用するのはどうか
そういえばしまむらにはズロースとかも売っていたな
とか、いろいろ考えました。
でも売ってるふんパンって結構高いんで、なかなか踏み切れない。
だって下着だよね、という気持ちがあります。
で、この夏あんまり暑いので
「この際、別にパンツの形をしてなくてもいいよね?!」
と思うようになりました。
つまり、ふんどし。
いったいふんどしってどうなっていて、どう締めるのか。
一口にふんどしといってもいろいろありました。
六尺ふんどし。
越中ふんどし
もっこふんどし。
越中ふんどしは手ぬぐいの端に紐がついたようなシンプルな形で、これならうちにある晒しを使ってすぐできる。
しかもお尻が丸出しになる六尺より後ろ姿がマイルドです。
とりあえず、買い置きの晒しの片端にバイアステープを紐がわりに縫い付けてみました。
端の始末も兼ねられると思ったんですが、これは失敗でした。
手縫いでつけるのはなかなか大変で、針を一本ダメにしてしまいました。
しかも、バイアステープは張りがあるためかしっかり引き締めてしばるのが難しい。
三つ折りにして紐を通した方がよかった、と思いました。
紐さえつけられれば、あとは背中側から回して前で紐を結んで、
前にもってきた端を紐にくぐらせて垂らすだけ。
風通しがよくて涼しい!
そしてすごーく開放感があって清々しい!!
ま、人によってはスースーして落ち着かないかもしれないけど、私には快適でした。
ただ垂らした部分がもたつくので、Wikipediaにあった、
「前垂れの部分を二股にして両側の紐に巻きつける」方法を試してみました。
うん、前はかなりすっきりしました。
ただ、バイアステープの結び目があまいこともあり、紐にはさんだ部分がゆるんできてフィット感がイマイチ。
それと晒し34センチ幅をそのまま使っているので股の部分がたぐまってもたつきます。
うーん、もっと細い幅の晒しがないものか。
で、探したところありました!
吉田晒を作っている吉田織物さんが、細幅の晒し(
4センチ幅からありました)を作っていて、メートル単位で注文できました。
私は20センチ幅を3メートル買いました。
https://yoshiori.base.shop/items/70128757
少し汚れがあるということでお安くなっていましたが、旦那さんに見てもらってもあまり気にならない程度の汚れ、色むらでした。
特に規格の記載がなかったのですが、ふだん使っている晒しより細い糸だったので岡か特岡なんでしょう。
番手が細いだけになめらかで肌触りがソフトです。
紐通しを作って紐を通して。
今度の紐はさすがにきっちりしっかり結べます。
股のたぐまりもあまり気になりません。
そして、細幅なので前垂れがあってももたつき感がほとんどありません。
ついでに言えば、前垂れがあった方が形が崩れずピシッと決まる感じ。(個人の感想です。モチロン)
気をよくして2枚作りました。
これでとりあえず3枚。
そのうちびわの葉で染めてみるつもり。
残った細幅晒しはハンカチなど小さめのものを作る時に使おうと思います。