スヌーピーの刺し子と並行して作っているのが、キッチンのお手拭きタオルです。
いや、晒しで作っているのでタオルというより文字通りの「手ぬぐい」でしょうか。
キッチンで洗った手を拭くタオル、ちょっと不満がありまして。
キッチンのこのタオルは、一番こまめに手を拭くタオルで。
料理や洗い物のほかにもちょっと何かしては石鹸で手洗い、除菌と、何度か使うとすぐびしょ濡れになってしまう。
そしていったんそうなったら乾かない。
厚手のふっくらしたタオルなら特に。
ずっとそういうもんだと思ってきましたが、食器拭きに刺し子ふきんを使うようになって、少し濡れたくらいならふきんかけにかけておけばすぐ乾くのになあ、と思うようになりました。
今まで晒しで何枚か手ぬぐいを作ったけれど、それをタオルがわりに使うことはありませんでした。
タオルよりずっと薄いので、一回濡れた手をふいたらもっとぐっしょりしてしまうかと思ったんです。
だけどそれって私の勝手な思い込みだったかも?
それとタオルで手を拭くときの動きを注意してみると、
・たいていは手を拭きやすい、同じ箇所から手を拭いてる
・濡れてきたら乾いてるところを探して拭くけど、ある程度同じルートで探してる
ことに気付きました。
これってタオルをタオル掛けに毎度同じようにかけてあるからでは?
それと、たまにタオル掛けからするっと滑り落ちてしまうことがあって「ああ、もう!」となります。
何が言いたいかと言うと、昔よく飲食店の洗面所にあった、手を拭いたら引っ張って回転させる式の手拭きタオル、あんな感じにしたら解決するんじゃないかと思ったんです。
https://steiner-japan.jp/rolltowel/
ペーパータオルが普及してからあまり見かけませんね。
探したら、こんなのもありました。
スナップボタンで留めて輪にして、くるくる回して使うタオルです。
こんな感じのものを晒しで作ってみよう、と思い立ちました。
最初は、これが実際に使えるものになるかわからなかったので、晒しを二重にして、ハンガーにかけて輪になるようボタンを仮止めしてみました。
吸水力と乾きやすさは申し分ない。
ただ、二枚重ねにしなくてもいいかも。
だって二枚重ねにして一つで2メートル弱使ったら、晒し一反の五分の一使っちゃうわけで。晒しだってそこそこするわけで、お手拭きとしては高くつき過ぎ。
一枚仕立てで一日乾いたところで手が拭けるか?
旦那さんが家にいて手を拭く機会がうんと増える週末にテストしてみました。
結果は一枚仕立てで全然問題なし。
気持ちよく使えました。
タオルより薄手ですが水気をぱっと吸い取ってくれて、しかも薄い分タオル掛けにかかった状態でも2枚の間に空気の層があって乾きが早いのです。
これで始めに裁った晒しで2枚のくるくるお手拭きを作ることができます。