油冷機とイタ公の整備記録 GSX-R1100/SS900ie -3ページ目

GSX-R1100 フロントフォークOH+ステムベアリング交換

久々のメンテナンス記録。


最近GSXに乗ってなかったのにはワケがあって、リアサスは動きに違和感があったのもあってOHの依頼。

お願いしたのはKDX乗りには有名な沖縄のOTMさんです。

親切、丁寧なのですが、今非常に忙しいらしく結構な時間が(-。-;)


その間、ノーマルサスに交換し少し乗っていたら今度はフロントからオイル漏れ・・・

泣きっ面に蜂とはまさにこの事かヽ(;´Д`)ノ


フロントの原因ははっきりしていて、ブレーキホースの取り回しを換えた際にインナーチューブを擦る様な動きをしていた様で「ちょっとコレは・・・」という縦キズが入っていました。

少し滲む様な状態だったんですが、やはり限界がきて明らかな漏れに変わりました。


本来であれば再メッキとなるところですが、かなりの財政難の中、片側だけで2諭吉ほどの出費はヒジョーに痛い。

なわけで、裏技+根気の1500番ペーパー磨きで対処。
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アウターも再度磨きを掛けてから仮組みしたのがこの状態。

(研磨前、後の画像は何故か紛失・・・)


少なくとも見た目はイケそうな感じになりました。

サービスマニュアルを見たところ純正指定はこのメモの通り。
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前回のOHから1万キロも走っていないのに、オイルは変色してサラサラに・・・

粘りが足りない印象もあったので純正フォークオイルでもう1つ粘度の高い番手のG15をブレンド。

3:1ぐらいの配合で混ぜてみました。

ってか缶に大きく印刷されてはおらず、バーコードで何とか判断出来るってどうよ!?
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シールは純正では無く、ドカで使って良い印象のあるアリートのものを使いました。


圧入工具は持っていないので、ボトムのボルトやらも合わせて近所のバイク屋で仮組みまでしてもらいました。

あと今回のOH時にはパーツクリーナー1本を丸々使って徹底洗浄。

これでかわるのなら安いモンでしょう。


その作業と並行して今回やったのはステムベアリングの打ち替え。

走行距離は2万キロにも満たない車両ですが20年以上も経過している車両ですし、良い機会だろうと。


外したベアリングはこんな状態でした。

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ぱっと見たところ特に問題はなさそうですが、そこはケチらずに処分。

外した後のフレーム側には・・・

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やっぱりそれなりなのかも知れません。
でもカラーに段つきとか打痕は無かったので、比較的、良い状態だったのかもしれませんね。


新たなベアリングを先代ベアリングのカラーを被せてひたすら叩いて圧入!!
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グリスを盛ってから気づいたのですが、ベアリングの下に来るはずの受けを入れ忘れてました。

トホホ・・・(ノДT)

再度、入れなおしです。


あとオーナーさんなら分かるんでしょうが、アンダーもブレーキオイルがかかったりして塗装がハゲていたので全部落として軽く磨きました。


組むとこんな感じ。

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全然悪くないでしょ?


そしてサスのOHも終わり、組み上げた状態がコレ。
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ん??なんか稼動部、少なくない???

天気微妙だったり、その後の追加作業をやっていたのでテストは出来ず。


実は写真にはありませんが、この機会にサンセイのセパハンに交換したりしてハンドル高さの兼ね合いでフロントの突き出しを5ミリ程度上げています。


でも、この短さには流石に違和感・・・。

組み方間違えてたらショックやわ。


明日の午後は雨も止む様なので、改めてテストです。