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象牙の為に絶滅

【コンゴ民主共和国】


ヴィルンガ国立公園では今年に入り武装組織や兵士、密猟者によるゾウの虐殺が多発しているそうです。




その数は同公園内のゾウの10%にも及ぶそうで虐殺の原因には中国で「象牙」の需要が拡大している事と関連があるのではないか?と言われています。


同公園内ではここ2週間だけで7頭ものゾウの死体が発見され今年に入ってから合計で24頭に上っています。


紛争で荒れ果てた同国の東部には200~300頭のゾウの群れが存在しており関係者は「このまま殺害が続けば絶滅の危機に陥る」と警告しています。

象牙の不法取引は2004年以降に急激しており、中国で増加している中流階級層が「象牙」の購入に熱心になっている事が原因の一部ではないかと推測され、年間83tもの「象牙」が扱われているそうです。(ゾウ12000頭分)






ヴィルンガ国立公園で1960年代に実施された調査では公園内で2889頭のゾウが確認されていそうですが、2006年には400頭まで激減し2年後の現在ではその半数しかいないとみられています。


「紛争=戦争」の被害者は人間だけではありません。


ワシントン条約で定められた量しか販売できないはずの「象牙製品」




絶滅の危機に曝されてまで虐殺され続けるゾウの「牙」をあなたは必要としますか?