シンガポールGP Vol.5 ニューマン死去
【シンガポール】
F1至上初となるナイトレースが開催されるシンガポールの市街地特設コースには、1600台ものナイター設備が設置され、シンガポールの熱狂的なF1ファンを魅了し公式予選を無事に終えました。
一方で予選Q1セッション中にBMWザウバーのニック・ハイドフェルドがピットエントリーで減速し、ルーベンス・バリチェロのアタックを妨害したとして3グリッド降格のペナルティが発表されています。
また、妨害されたホンダのルーベンス・バリチェロにも、アタックを断念した際にピットエントリーの白線をカットしピットインしたとして、155万円の罰金が科せられました。
コース外のニュースでは、肺がんの為に静養をしていると報道されていたチャンプカーのニューマン・ハース・チームの設立者であり、共同オーナーのポール・ニューマン(83)の死去が伝えられました。
元ニューマン・ハースのドライバーで現在、トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデーは、
「悲しい知らせを聞いた。ポールが亡くなったそうだ。彼は素晴らしい人物で皆から愛されていた。これから先、ポールのことは忘れない。でも、ポールは今より良い場所に行ったと思う」とコメントをしました。
「ポール・ニューマン」
3度のアカデミー賞を初めとし、数多くの賞を受賞。
食品製造会社「ニューマンズ・オウン」の設立者で、1982年の設立以降、会社の純利益2億2千万ドルを全額寄付。
趣味のレースや政治運動家としても多くの功績を残す。
現地時間の2008年9月26日、コネチカット州ウェストポートの自宅に逝去。
故人の多くの栄誉を称え、悲しみの死去に哀悼の意を捧げます。