ノーベル賞とイグノーベル賞
【ノーベル賞】
2008年、日本から4名ものノーベル賞受賞者が選出され久々に明るいニュースで賑わっている昨今・・・
南部陽一郎氏・・・ノーベル物理学賞受賞・・・自発的対称性の破れの発見
小林誠氏・・・・・・・ノーベル物理学賞受賞・・・対称性の破れによるクオーク世代の予言
益川敏英氏・・・・・ノーベル物理学賞受賞・・・対称性の破れによるクオーク世代の予言
下村脩氏・・・・・・・ノーベル化学賞受賞・・・・ 緑色蛍光タンパク質の発見とその開発
皆さん、本当におめでとうございます。
さて・・・
ノーベル賞と同じくして有名になりつつある「イグノーベル賞」をご存知でしょうか??
『イグノーベル賞』(Ig Nobel Prize)= 人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究に対して与えられる賞。
1991年にノーベル賞のパロディ的な賞として創設されたのこの「賞」
イグノーベルとは「ノーベル賞」と対照的な意味の接頭辞を加えたもので「卑劣な~、あさましい~」を意味する「ignoble」を掛けているそうです。
今までの代表的な受賞者は・・・
エドワード・テラー氏・・・・・・・・・イグノーベル平和賞受賞・・・「水爆の父」として有名な同氏に「人類が知る『平和』の意味を変えることに生涯にわたって努力した」との理由で。
ジャック・シラク氏(元フランス大統領)イグノーベル平和賞受賞・・・世界中の反対を押し切って「広島被爆50周年」を記念し太平洋上で水爆実験をした」との理由。
神田不二宏氏(資生堂研究員)・・・・・イグノーベル医学賞受賞・・・「足の匂いの原因となる化学物質の特定」の研究に対して。
渡辺茂氏(慶應義塾大学教授)・・・・・イグノーベル心理学賞受賞・・「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功した」ことに対して。
横井昭宏氏(ウィズ)
真板亜紀氏(バンダイ)・・・・・・・・イグノーベル経済学賞受賞・・「『たまごっち』により数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたこと」に対して。
佐藤慶太氏(タカラ)
鈴木松美氏(日本音響研究所)
小暮規夫氏(獣医師)・・・・・・・・・イグノーベル平和賞受賞・・・「犬語翻訳機『バウリンガル』の開発によって、人と犬に平和と調和をもたらした業績」に対して。
中松義郎氏(ドクター中松)・・・・・・イグノーベル栄養学賞受賞・・「34年間にわたり自分の食事を3食分、撮影し続け、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析した」ことに対して。
『ドクター中松』= 世界中の数々の栄誉賞を受賞し、工学・法学・医学・理学・人文学の博士号を持っていると「自称」し、アメリカ合衆国の11の州で名誉市民賞などを受賞。
各地で「ドクター中松デー」という記念日が制定されている。
何事にも研究を重ねれば自ずから「成果」は現れるようです。
(もちろん、影では並々ならぬ努力が必要とおもいますが・・・)
最後に・・・
ドクター中松氏の代表作「フロッピーディスク」の開発は・・・どうも、都市伝説のようですね・・・・