たとえ光を失うとも・・・ | ★★剣を持った青獅子★★

たとえ光を失うとも・・・

『たとえ光を失うとも・・・』



アニメベルサイユのばら27話のタイトルです。




このタイトルが、アンドレの最期のシーン



39話『あの微笑みはもう還らない』



に繋がっているんだ




と、そう強く想える大好きなシーンについて書かせて頂きます。


(o^^o)







7月13日夕暮れのパリ。



虫の息のアンドレは、
夕空に向かって両の瞳を
ただ虚ろに開いています。






カラン  カラン  カラン



鐘が鳴り響くのを聞いてアンドレはオスカルに問います。








陽が・・・沈むのか・・・オスカル








うん、
今日の戦いは終わった

もう、銃声一つしないだろう





そうオスカルが答えると




カァ カァ

と夕暮れを告げるカラスの声。






鳩が・・・ねぐらに帰っていく
羽音がする・・・




そうアンドレが言うと




それに少し遅れて


アンドレの言う
『鳩がねぐらに帰る羽音と鳩の姿』
が映し出されます。








このシーン

アンドレの目には、もう何も映っていないのです。






このシーンを実際に目をつぶり聞いていると、


全て音を頼りにその景色を言葉にするアンドレが見えてきます。








虚ろな目をしたアンドレの姿を見ているうちにオスカルの瞳からは涙が溢れだし




その涙は、アンドレの手を濡らします。









その涙が手に触れて
オスカルが泣いていることに気がついた
アンドレはオスカルを見つめます





どうした?オスカル








その表情は、
まるでオスカルのことが見えているかのような優しい顔なのでした。






アンドレの瞳からは既に光が失われているはずなのに



しっかりとオスカルの顔を見つめ

泣いているオスカルを安心させるような

暖かな眼差しで

オスカルのことを優しく包み込むのです。








アンドレの瞳は完全に光を失っている、

と言う画があってからの


オスカルの事は全て見えているかのようなアンドレの表情。





最期の最後まで
見えない目でオスカルを見つめていたアンドレの強い想いが伝わるその演出に心が震えます。





とてもとても好きなシーンです。




アニメのオスカルはこの日の前日に
アンドレの視力の低下を自らの目で確し

自分の姿すら映すことが出来なくなった事をも知ります。






しかし原作のオスカルは、アンドレが撃たれた後にアンドレの目がそれ程までに悪くなっていたのだと言うことを知ります。




瀕死の状態なのにもかかわらず



オスカルの目を、鼻を、唇を


指でなぞって確かめるアンドレ。




目が見えなくなる前に、
オスカルの行くところ全てを覚えようとしていたアンドレは


自分が逝く前にも、その愛しい人の美しい顔を忘れることがないように、

優しく優しく触れていました。








原作はもちろんBGMや効果音などはありませんので、眼を開けているけれど、本当は見えていないのだという表現を

アンドレにオスカルの顔を触れさせることで演出してあるのが美しい!!

と言う他ありません。





一方、アニメに関しては上記の通り
効果音を聞いて状況を理解するアンドレの姿が描かれているのですが

虚ろな瞳が、オスカルを見る時にはしっかりとまるで見えているかのように表現されているところが素晴らしく、



それぞれ大変ステキな演出で
ただただ、ウルウルするばかり☆


(o^^o)



結局、原作・アニメどちらのアンドレも
最期の最後までオスカルを心から思って逝くのですね。







ちなみにアニメのアンドレは
目を開いたままの姿で逝きます。








オスカルの事を少しでも長く見ていたい
とでも言うように。







お前の姿が見れなくなるのが辛い


と、そう言っていたアンドレを想うと
目を開けたまま死んでいったアンドレの最期の姿があまりにも切なくて泣けてきます。








アンドレ-!!!!

私を、置いていくのか!!!!






このセリフは私の中で


アニメベルサイユのばら名言ベスト5の中の1つです。






オスカルがアンドレを置いて何処かへ行ってしまうことはあっても


アンドレがオスカルを置いて行くなんて事、今までに1度もありません。





それなのに、
それなのに、




アンドレが初めてオスカルを残して1人で先に行ってしまった場所があまりにも遠すぎて



オスカルの悲しみと、不安が一気に溢れ出すようなこのセリフにクグッと全てを持って行かれてしまいます。




前にも書いたことがありましたが



オスカルは、胸の病でアンドレよりも先に自分が旅立つのだろうと思っていたに違いないとおもうのです。




お前のすべてを、命ある限り愛するよ



と、そう言ってくれたアンドレの暖かい腕の中でならもっと長く生きていたいと思える。



そしてそんな優しさに包まれながら
私はこの人に看取られて逝くんだ




あの夜、オスカルの頭にこんな考えがよぎったかもしれないと、



そう私は思うのです。




しかし、
愛しい人をまさかこんな形で亡くしてしまい






私を置いていくのかー!!!!




と、そう思わず叫んで大粒の涙を流して泣いたオスカルが本当に切なくて





この記事を書きながらもウルウルしてしまいます。


ω<。)






また田島令子さんの演技が素晴らしい!!!!


本当にステキなオスカルです。








そしていつもいつも話が反れてまうのですが


大回りして戻ります。




『たとえ光を失うとも・・・』




もちろん、このタイトルのお話の時には
まだ右目は見えていたはずのアンドレ。






たとえ光を失うとも・・・



の後には



俺はお前を見ていたい



なんて言葉がきっと続くのでしょうけど、





アンドレの最期のシーンを見ながら
その言葉を想い出していたら




あぁ、本当だね、

両瞳から光を失っても
あなたには愛しい人がちゃんと見えているんだね



そんな風に思えたのでした。