吟遊詩人になりたかった頃 | ★★剣を持った青獅子★★

吟遊詩人になりたかった頃

たった…
1杯の酒






アコーディオンおじさんこと、吟遊詩人。
絶好調です。

今日はほぼベルばらでないお話になってしまいました。




私はアコーディオンは弾けませんでしたが学生時代、本気で『詩人』になりたいと思っていたときがありました。





愛読していたのは萩原朔太郎と寺山修司。




いわゆる『病的美』と言われる、病みに存在する闇の美しさみたいなものにうっとりしている時期がありました。



そして何だか気に入ったのがこの漫画。
『ロリータの詩集』





主人公は人とのコミュニケーションをうまく図れない女子高生。

クール過ぎてクラスに馴染めない彼女ですが、様々な理由でやはり社会に馴染めないキャラクター達と出会い、その出会いを一つ一つ詩にしていきます。




淡白で不器用なこの主人公が
、最終巻までにコミュニケーション能力を劇的に高めて成長した!

というオチはありませんでした。



しかし、その綺麗に終わらない感じが気に入りました。



この主人公はある日、海で溺れた時に凄い勢いで泳ぐ魚の群れを見ます。



それを見て感動するのですが、
魚が泳いでいるのは気持ちが良いからでも、楽しいからでもなく、
泳がないと生きていけないからなのだと言うことを改めて知ります。


海から離れたら生きていけない
から。
だから泳ぐんだ。

生きるために一生懸命になる姿は素晴らしいんだな。


そう思うのです。




海で溺れかけた彼女でしたが、自力で海面まで泳ぎ切ります。



そして今度はこの海にみんなで来よう。
そう思うところで『ロリータの詩集』は最終巻となります。


めちゃくちゃ盛り上がって終わる!


と言うものではなく、
すーっと終わります。




全三巻で読みやすいです。
(o^^o)


そうそう。
新宿西口の小田急デパート、
シャネルの看板前あたりで
『わたしの志集』という詩集を手売りしている女性がいますね。


あの方、かれこれ15年はあの場所にいらっしゃいます。

見たことある!

と、言う人は沢山いるのですが
詩集を購入したという人には未だにお会いしたことがありません。



『わたしの志集』300円

というA4サイズくらいの紙を持って、
ひと言も発しないで立っていらっしゃいました。(値上がりしたかな???)



無言の存在感が半端ありません。



その存在はこのベルサイユのばらの吟遊詩人そのものです。


賑やかな街新宿のダークサイドに現れるこの方は新宿という街の景色の一部となっています。



ほんの30メーター程、京王デパートの方に歩いて行くと、若いアーティストがギターの弾き語りやバンド演奏をしている陽の当たる広い歩道となるのですが、



この女性は歩道橋の交差するその下、
少し日陰になる処にいます。



夕刻になるとだいたいいらっしゃるのではないでしょうか。



世界各国から老若男女集まり賑わう街。
人も景色も日々変わるのに


この方は15年前から何も変わらず、
その同じ場所に立っています。


そんな姿には安定感さえあります。


活動そのものが詩人(志人?)なのかな、
と思えます。









そう、先日描いた画ですが
Oscarerみーこさんから指摘されました。



これ、進まないで、停滞しない?と。



おおおー!


確かに!!!



2人とも前にも後ろにも進めないではないかー!!!






ま、いいか。



(o^^o)(o^^o)(o^^o)(o^^o)(o^^o)(o^^o)(o^^o)