水面に映るオスカルのこころ | ★★剣を持った青獅子★★

水面に映るオスカルのこころ

20話『フェルゼン、名残りの輪舞』


かわいそうなオスカルですが、大好きなシーンです。




王妃の願いを聞き入れ、その伝言をフェルゼンに伝えに行くオスカル。



この景色、今後もよく使われますね。
綺麗です。



早速、20話から脱線ですが
私のイメージだとこの河原に立つオスカルはいつも手前側の岸にいます。

自分から見て右側、↓この位置です。



しかし、1789年7月12日、オスカルとアンドレ2人はこの河を手前側から左側の岸に進んでいきました。

いつもいる所から、向こう側へ。

『渡った。。。』

と、2人の人生が今までのレールからは大きく離れた場所に繫がっていったように感じられる演出でした。

オスカルもアンドレも、
後戻り出来ない道に進む。

総集編のラストのナレーション、そのままの状況のようでした。



話を戻して、笑

水に映るオスカル


このシーンを間に一旦挟むなんて!

前にも書かせて頂いた事なのですが
水に映る逆さ絵のようなオスカル。

ロザリーとシャルロットの不安で揺らぐ心を表現するのにも、水と逆さ絵は使われていました。

オスカルの不安定な心と、
その後に流れる涙をエスコートするようなこの水に映る演出。


不安な心情を、不安定なもので表現するという手法がなんともステキです。




水…揺らめいては雨にも雪にも雲にもなり、姿を自在に変えるもの。そして水に映るそれは、風がふくだけでも簡単に揺れる。

他には

月…日によって満ち欠けする。不確かな物の象徴。ロミジュリのジュリエットの台詞にも使われています。


劇団四季でも上演された『春のめざめ』。

四季の物は見ていないのですが、ブロードウェイ演出だと、子供時代と大人の時代の狭間で情緒不安定になっている思春期の子供たちは大きな揺り籠に乗っています。

そして、他の大勢の子供たちが、その揺り籠をゆらゆらとゆっくり揺するのです。

『自分でもどうしたら良いのか分からない不安定さ』

が、ステキな演出で表現されていました。


19話、20話以外にも
水の表現、ここでも使われていますね。




一匹の蛍が光と影になってまるで二匹いるかのように水に映り、水面に触れて一つになって、再び揺らめいて煌めく。


オスカルとアンドレの姿そのまま。
あのBGMと、この蛍の美しさを思い出すだけで泣けてきちゃいますね。






しかし、今のオスカルの思い人はアンドレではなくフェルゼン。

オスカル、愛する人への思いは届きません。

かわいそうに。




かわいそうなオスカルと、
その景色が美しいのが、余計に泣けてきちゃいます。


アニメベルばら、お天気と登場人物の心模様をリンクさせるのが初期の頃からとても得意だと思いますが、この日もこの後大雨ですね。


アントワネットと会っていた時は燦々と日が差していましたが、オスカルが独白を始めるとだんだん太陽は雨雲に隠れてゆきます。


大雨へのプロセスがきちんと風景でも
描かれています。
細かいですね。


雨に濡れるオスカルはまた後ほど。
(o^^o)