父上はわたくしを卑怯者にはお育てにならなかった
オスカルがジャルジェ邸を後にし、
パリへと出動した日の事。
原作のオスカルとアンドレは
7/12の夜に夫婦となり、7/13の朝
ジャルジェ邸出発、出動しているはず。
アニメのオスカルとアンドレも
7/12夜に夫婦となるが、ジャルジェ邸を
この日の夕方に出発。
夜は2人で川のほとりで過ごし、
7/13の夜明け前に衛兵隊の寄宿舎に戻る。
そして朝陽と共に出動する。
原作、アニメ、どちらのオスカルも
父に対してメッセージを残している。
そして、オスカルの進む未来は双方同じなのにも関わらず、真逆ともとれる遺言を残す。
オスカルの性格が違うのだ、
と言うことがはっきりと表されている。
オスカルは王党派の貴族の家に生まれ、
その跡取りとして教育され、
男として、軍人として生きてきた。
父はどんなことがあっても王家を守ろうと
オスカルを男として育ててきたのに
そのオスカルは今、
父に、王家に反旗を翻そうとしている。
何のために女として生まれた我が子を
男として育ててきたのか。
そう父が嘆くことのないよう、
オスカルは愛する父に自分の気持ちを
伝えておく必要があった。
原作では
『たとえなにが
おころうとも
父上は私を卑怯者には
お育てにならなかったと
お信じくださって
よろしゅうございます』
という言葉を父に残す。

一方アニメでは
『私ごとき娘を愛し慈しみ下さって
本当にありがとうございました。』
と、ばあやに父への手紙を残している。

父はこの時、気がついていただろうか。
オスカルがこのあと市民たちと一丸となり
革命に身を投じたことを。
卑劣な男、公爵ドゲメネの言動を許せなくて、立ち向かったオスカル。
黒い騎士を追いかけ、そして
何らかの理由でオスカルがわざと逃がしたこと。
(オスカルは嘘をついていたが、父は気がついていたのではないか?と思う。)
そして衛兵隊に入ってからは特に
第三身分の人間と、彼らにより近い立場の人間と生活をしてきたオスカル。
軍から支給された剣を売りさばいて生活費にする者の姿を目の当たりにし、
衛兵隊寄宿舎の給食を家族に渡していたために栄養失調で倒れる若者がいる現実を知る。
雨の中、身分差別により建物の中になかなか入れない平民議員の姿を見、
謀反人と言われながらも
自分の正義を貫き行動したオスカル。
王家を守るために父が与えた正義感は、
フランスの現実を知ったオスカルに
弱者を守るように訴えかける。
宮殿を飛び出て広い世界を知ったオスカルの正義は父の意向とは反対方向に面に向けた。
皮肉なことに、父が王家に忠誠を誓う気持ちが強い余りに男として育てた娘は
王家に反旗を翻して彼の元を去ることになってしまった。
そんな父を救う言葉が
『たとえなにが
おころうとも
父上は私を卑怯者には
お育てにならなかったと
お信じくださって
よろしゅうございます』
だった。
父はバリバリの王党派。
例えオスカルのとった行動が正しかったのだとしても、王家を裏切るわけにはいかない立場の人間。
わたしは正しい決断をした。
しかし、父上は恐らく悲しむだろう。
そんなオスカルの優しさから生まれた言葉。
その言葉は堂々とし、父上のおかげで私は卑怯者になるような人生を歩まないですみました、ありがとうございます。
とでも言っているよう。
大変晴れ晴れしている。
一方アニメのオスカルは
『私ごとき』
と、大変へりくだった言い方をしている。
父に対してとにかく申し訳ない、という気持ちが溢れている事が分かる。
アニメのオスカル、とにかく謙虚。
私ごとき・・・
とか
オスカルごとき・・・
のようなセリフを度々発している。
アニメのオスカルは原作オスカルに比べて感情的にはならない。
また、アニメのアンドレもフランスの時代の流れを良く見てオスカルよりも良く知っている。
じっくりと、オスカルとアンドレは時代の流れゆく様を感じていた。
その流れの中で、父がオスカルの身を案じて結婚話をもちかけてパーティーを開いたことや、
オスカルが謀反人として追いつめられたときに、オスカルと一緒に命を絶とうとした父の姿をオスカルは忘れていない。
私が謀反人となったとしても
悲しむ事なかれ!
私をこのように育てたのは貴方です!
貴方の育て方は正しかったのです!
どうぞ私が王家に背を向けて民衆と共に戦うことになったと聞いても悲しまず、
娘が卑怯者にならなかったことに
自信をお持ち下さい!
と、竹を割ったような性格の原作オスカル。
パァーーン!
と鉄砲玉のように飛び出した原作オスカルとアニメオスカルは180度違うのだ。
アニメオスカルは
情深く、謙虚。
ジェローデルを会議場から追い返してしまった時に、他の王党派貴族に責め立てられた父、それを受けて成敗するとの行動に至った事を思うと、
自分の信じた正義の為に平民側に寝返る行動を父に自信を持って伝えることが出来なかったのではないだろうか。
いつ命を落とすか知れない戦闘に向かうのに、王家を守る衛兵隊としてではなく
平民側に加担した一軍人として参加するのだから、父は確実に悲しむだろう。
そんな気持ちでオスカルは父に手紙を残したのではないだろうか。
父に感謝の気持ちをぶつけて、
父がオスカルを育てたことを誇りに思えるような言葉を贈り、強気にパリに出撃したオスカルと
父に申し訳ない気持ちを持ちながら
自分のような父の期待に添えない娘を
愛してくれたことを感謝していると言う
言葉を残したオスカル。
私はどちらのオスカルもとても好きです。
原作とアニメで、度々正反対とも取れる言動をするオスカルだが
今回もまた、全く違う言葉を父に残した。
しかし、いつも思うのは
どちらのパターンのオスカルも
強く優しく、
気遣いを忘れない、素晴らしい人である、ということ。
どちらのオスカルも
実にオスカルらしくて、
私は大好きです。
パリへと出動した日の事。
原作のオスカルとアンドレは
7/12の夜に夫婦となり、7/13の朝
ジャルジェ邸出発、出動しているはず。
アニメのオスカルとアンドレも
7/12夜に夫婦となるが、ジャルジェ邸を
この日の夕方に出発。
夜は2人で川のほとりで過ごし、
7/13の夜明け前に衛兵隊の寄宿舎に戻る。
そして朝陽と共に出動する。
原作、アニメ、どちらのオスカルも
父に対してメッセージを残している。
そして、オスカルの進む未来は双方同じなのにも関わらず、真逆ともとれる遺言を残す。
オスカルの性格が違うのだ、
と言うことがはっきりと表されている。
オスカルは王党派の貴族の家に生まれ、
その跡取りとして教育され、
男として、軍人として生きてきた。
父はどんなことがあっても王家を守ろうと
オスカルを男として育ててきたのに
そのオスカルは今、
父に、王家に反旗を翻そうとしている。
何のために女として生まれた我が子を
男として育ててきたのか。
そう父が嘆くことのないよう、
オスカルは愛する父に自分の気持ちを
伝えておく必要があった。
原作では
『たとえなにが
おころうとも
父上は私を卑怯者には
お育てにならなかったと
お信じくださって
よろしゅうございます』
という言葉を父に残す。

一方アニメでは
『私ごとき娘を愛し慈しみ下さって
本当にありがとうございました。』
と、ばあやに父への手紙を残している。

父はこの時、気がついていただろうか。
オスカルがこのあと市民たちと一丸となり
革命に身を投じたことを。
卑劣な男、公爵ドゲメネの言動を許せなくて、立ち向かったオスカル。
黒い騎士を追いかけ、そして
何らかの理由でオスカルがわざと逃がしたこと。
(オスカルは嘘をついていたが、父は気がついていたのではないか?と思う。)
そして衛兵隊に入ってからは特に
第三身分の人間と、彼らにより近い立場の人間と生活をしてきたオスカル。
軍から支給された剣を売りさばいて生活費にする者の姿を目の当たりにし、
衛兵隊寄宿舎の給食を家族に渡していたために栄養失調で倒れる若者がいる現実を知る。
雨の中、身分差別により建物の中になかなか入れない平民議員の姿を見、
謀反人と言われながらも
自分の正義を貫き行動したオスカル。
王家を守るために父が与えた正義感は、
フランスの現実を知ったオスカルに
弱者を守るように訴えかける。
宮殿を飛び出て広い世界を知ったオスカルの正義は父の意向とは反対方向に面に向けた。
皮肉なことに、父が王家に忠誠を誓う気持ちが強い余りに男として育てた娘は
王家に反旗を翻して彼の元を去ることになってしまった。
そんな父を救う言葉が
『たとえなにが
おころうとも
父上は私を卑怯者には
お育てにならなかったと
お信じくださって
よろしゅうございます』
だった。
父はバリバリの王党派。
例えオスカルのとった行動が正しかったのだとしても、王家を裏切るわけにはいかない立場の人間。
わたしは正しい決断をした。
しかし、父上は恐らく悲しむだろう。
そんなオスカルの優しさから生まれた言葉。
その言葉は堂々とし、父上のおかげで私は卑怯者になるような人生を歩まないですみました、ありがとうございます。
とでも言っているよう。
大変晴れ晴れしている。
一方アニメのオスカルは
『私ごとき』
と、大変へりくだった言い方をしている。
父に対してとにかく申し訳ない、という気持ちが溢れている事が分かる。
アニメのオスカル、とにかく謙虚。
私ごとき・・・
とか
オスカルごとき・・・
のようなセリフを度々発している。
アニメのオスカルは原作オスカルに比べて感情的にはならない。
また、アニメのアンドレもフランスの時代の流れを良く見てオスカルよりも良く知っている。
じっくりと、オスカルとアンドレは時代の流れゆく様を感じていた。
その流れの中で、父がオスカルの身を案じて結婚話をもちかけてパーティーを開いたことや、
オスカルが謀反人として追いつめられたときに、オスカルと一緒に命を絶とうとした父の姿をオスカルは忘れていない。
私が謀反人となったとしても
悲しむ事なかれ!
私をこのように育てたのは貴方です!
貴方の育て方は正しかったのです!
どうぞ私が王家に背を向けて民衆と共に戦うことになったと聞いても悲しまず、
娘が卑怯者にならなかったことに
自信をお持ち下さい!
と、竹を割ったような性格の原作オスカル。
パァーーン!
と鉄砲玉のように飛び出した原作オスカルとアニメオスカルは180度違うのだ。
アニメオスカルは
情深く、謙虚。
ジェローデルを会議場から追い返してしまった時に、他の王党派貴族に責め立てられた父、それを受けて成敗するとの行動に至った事を思うと、
自分の信じた正義の為に平民側に寝返る行動を父に自信を持って伝えることが出来なかったのではないだろうか。
いつ命を落とすか知れない戦闘に向かうのに、王家を守る衛兵隊としてではなく
平民側に加担した一軍人として参加するのだから、父は確実に悲しむだろう。
そんな気持ちでオスカルは父に手紙を残したのではないだろうか。
父に感謝の気持ちをぶつけて、
父がオスカルを育てたことを誇りに思えるような言葉を贈り、強気にパリに出撃したオスカルと
父に申し訳ない気持ちを持ちながら
自分のような父の期待に添えない娘を
愛してくれたことを感謝していると言う
言葉を残したオスカル。
私はどちらのオスカルもとても好きです。
原作とアニメで、度々正反対とも取れる言動をするオスカルだが
今回もまた、全く違う言葉を父に残した。
しかし、いつも思うのは
どちらのパターンのオスカルも
強く優しく、
気遣いを忘れない、素晴らしい人である、ということ。
どちらのオスカルも
実にオスカルらしくて、
私は大好きです。