ご無沙汰の記事でございます。

日々、貴重な保育の経験を

子どもたちの中でさせてもらっています。

 

1、2歳の頃に転ぶ経験をたくさんしていると

だんだんと転んだ時に反射的に両手が出るようになり

顔面を打つ、頭を打つなどの大きなケガを防ぐことができたり

足元を気を付けるように歩いたり走ったり、

どういうときに転ぶことに繋がるのかなどの

危険予測をする力を身に着けることが出来ます。

 

また、転ぶことは歩くこと走ることの動作の先にある事象であり

歩く走るは筋力、体力、体幹を鍛え自分の身体の使い方を知ることにも繋がります。

 

この年齢の転ぶ経験は本当に大切な体験です。

この時期の経験をすっ飛ばして

3、4、5歳の幼児期になって

いきなり出来るようになるわけでは無いのです。

 

もちろん、ケガはしないように大人が注意をして

環境を整えることは大前提です。

歩き始めた時期や

まだまだ歩く動作が安定しない時期は特に。

その上で、少しの擦り傷や打ち身など

成長・発達の段階で必要な経験で起きるものは

体験することが必要な経験でもあるのです。

 

少しずつの小さな経験の積み重ねが

未来の子どもたちの心身を作ることへと繋がっていく。

 

大人の都合で

(ケガしたら可哀そう、不安、恐れ、待てない・・・などの感情かな)

大切な経験を奪われませんように。

一番困るのは子どもたちですから。

 

これって

『失敗する経験』

ということにも繋がりますね。

失敗したっていいのです。

恥ずかしいことなんてない。

大切なことは

失敗したことから何を知るのか。

どうしたら次に同じようなことがあった時に

対処することが出来るようになるのか。

 

転ぶことも、失敗も

とーーーっても大切な人生経験。