明け方、不思議な夢を見ました。
13年前に他界した父方の祖母から電話がきて、祖母は電話口の向こうで
「○○ちゃん(私の名)、久しぶりだね、元気?
あんた、結婚はもうせんと?
いいかげん、落ち着かんといかんよ。
何しちょるの」
私は返事することなく、ただ頷いていたのでした。
祖母は、私を厳しく、そして祖母流の大きな愛で接してくれた人でした。
明治生まれで、防空壕で父を生むほどの芯の強い豪傑な人だったので、
(出産当時の祖母は40代でした)
厳しいときは、本当に厳しかったけれど(笑)
困っている人にポンと(金銭面や労力で)手助け出来る、とても凄い人でした。
しかも、やみくもに手助けするのではなく、
祖母の鋭い判断でそうすることを決めたら、ポンと出来る人でした。
(御葬式のあと、親戚の人達が色々なエピソードを教えてくれました。)
祖母が男だったらきっと、会社の一つも興して成功していたかもしれません。
決断と行動のメチャメチャ早い女性でした。
今のところ、私が知る限り、祖母を上回った器の人間は祖母以降の家系の中でいません。
私が子供の頃は、おばあちゃん怖いなぁ~ なんて思ったこともありましたが(笑)
それも、今は良き思い出です。
祖母は、私の結婚を楽しみにしていたそうです。
私以外の周囲に、いつも
「○○の結婚式には私は着物を着て出席するんだ」
と言っていたそうです。
それを叶えて上げられず本当に申し訳なかったなと
13年前、危篤と連絡をもらって慌てて飛行機に乗り田舎に帰り
病室の祖母を見て思いました。
今も思っています。
夢に祖母が出てきたことはこれまで無かったけれど、
今朝がたの夢はなんだったのかなぁ~
でも、久しぶりに聞けたおばあちゃんの声は本当に嬉しかったです。
祖母の豪快、豪傑、決断の凄さには全然足元にも及ばないですが(笑)
その血が流れているのだから、これからも地に足をつけ天とつながり
バランスよく生きていける。
生きていくからね。
ね、おばあちゃん。