ニューヨーク旅日記3日目は、ワシントンDC。
ワシントンまではアムトラック移動。
約4時間の電車旅。
せっかく来たのだから、やはりアメリカの首都は体験しておこうと、
連日の長時間移動スケジュールを強行に盛り込んでみました。
電車旅だから、さぞや車窓から素敵な風景を色々体験出来るだろう~と
ワクワクしていたものの、なんと爆睡してしまい、
世界の車窓から体験は出来ませんでした。
トホホ・・・
ホワイトハウスは、3か所から見ることが出来るそうで、
その日、3か所のうちどこから見れるかは行った時によるみたいです。
一番近くから見ることが出来る場所に行ってみたら、
直前にゲートが閉められて、アウト。
屈強な男性2人がしっかりと見張り。
「絶対、何人たりとも入れねぇぜ!」
という雰囲気。
次に近くで見られるエリアに行ったら、そこも直前でアウト。
ここも、ちょっと腕をひねられたら私なんて簡単にポキッとされちゃいそうな
体格の良い男性が2人、
「だからね、絶対入れねぇぜ!」
と言いそうな雰囲気で立っておりました。
一番遠くから見ることが出来る3か所目のエリアがこの日、この時OKな場所でした。
写真は、かなりズームにして撮ったので近そうに見えますが
かな~り遠い所からの拝見となりました。
ズームしてると、ホワイトハウスを守っているスナイパーを発見。
ホワイトハウスの周辺は高い建物が無く、広くて見渡せる風景で、
怪しい人などをすぐに発見出来る造り。
スナイパーを生で見たことが無かったのと、
時差ボケ(まだ、引きずっている)&眩しいほどの日差しでボケっと顔の私は、
怪しくありません、ただの日本人観光客ですという雰囲気を前面に出してみました。
(誰も、私を狙ってないですけど・・・笑)
その後、アーリントン墓地へ。
JFK元大統領が眠る場所です。
写真を撮っても良いとなっていましたが、多くの方が眠る場所なので
さすがに私は撮ることが出来ませんでした。
教科書でしか見たことが無いリンカーンの像
像の両手が開いてるのと、閉じているのは、手話で「リンカーン」となっているそうです。
像を造った方の娘さんが耳が聞こえなかったため、
見て分かるようにと、そのように造ったそう。
JFK、リンカーン・・・
暗殺という悲しい最期は歴史的な話として知ってはいましたが、
実際にお墓や記念堂を目にすると、銃社会のアメリカというものを肌で感じました。
続いては、スミソニアン博物館。
国立航空宇宙博物館を見学。
飛行機や宇宙開発の歴史と、実際の飛行機、宇宙船が展示されていて迫力ありでした。
飛行機好きな男性や、子供は相当テンション上がるでしょう~
私が印象深かったのは第二次世界大戦期の航空機ゼロ戦の展示。
これは、その後、特攻隊の飛行機として使われていったそうで、
私の祖母の末弟が特攻隊として若くして亡くなっているので、
見ていて何とも辛いものがありました。
(※博物館も写真撮影OKでした)
実家には、数年前に特攻隊の資料の中から偶然見つけた
祖母の末弟とその仲間の方々が戦闘服で写っている写真があります。
そして、祖母が生前語ってくれた祖母の末弟の最期の日のこと。
祖母がある日、家で家事をしていると、戦闘機の音が近くで聞こえ、
庭に出て空を見上げると一機の戦闘機が家の上を旋回し
遠くの空へと飛び立っていったそうです。
祖母は、操縦している人の顔を見えなかったけれど、末弟だと確信し、
それとともに、特攻隊としての任務についたことも確信したのだと
話してくれました。
このゼロ戦が、祖母の末弟が乗ったものと同じものかは
今となっては分からないですが、そのような事が頭を巡り、
しばらくここから立ち去ることが出来ませんでした。
戦争は、本当にあってはならないものです。
この飛行機に乗って、国のためだという教育とはいえ、
若くして命とともに敵に向かっていかねばならなかったその思いを考えると
本当に苦しくなりますね。
ワシントンの一日観光は、アメリカや日本の歴史をあらためて知り体験する一日でもありました。
続く。