お日柄よろしいでしょうか。いいえ。今日は5月22日、仏滅の日ですね。あまりよろしくありません。しかしそんなことはどうでも良いのです。失礼かもしれませんが。


さて、初めての投稿ながら今回は、確かに誰が得するのだというかなりコアな話題でありますが、所詮ブログなんて自己満足です。そうでしょう?


まあそれはいいとして話は大元に戻りますが、私、昔からペロトンを見てみたかったんですよ。菌従属栄養生物にみられる菌糸の塊ペロトン。分解者を逆に利用した生産者の策略、共生の範疇を超えた進化。まさに画期的且つ横暴で、利己的で且つ繊細なそれは、私の中の植物の常識を打ち砕いた。それまでの私は、植物は自らでエネルギーを蓄えられ、自らを自立させ、他者にその命を与えて死ぬ。そんな、完全であり、神秘的な存在である様に感じていた。しかし私は幼少期後半、ギンリョウソウ、なるものを知った。そこでは単に菌と共生しているから葉緑体を持たなくても菌が腐葉土とかを分解した栄養をギンリョウソウにくれるんだと思った。しかしそこで疑問が生まれる。ならギンリョウソウは菌に何を与えているの?。しかしその疑問は解決しないまま月日は過ぎ、中学生になってある程度調べる機会ができた。そして調べてみたらたまげたことに、菌を奴隷の様に利用して、当の本人は彼らに何の報酬も与えないというのだ。ギンリョウソウはツツジ科らしい。シャクジョウソウも。ドウダンツツジに花が似ているだろう。元々は葉緑体があったのだろう。しかし完全菌従属栄養生物への進化過程で葉緑素を捨てた。何故そんな進化を行おうとしたのかはわからない。しかしとても面白いだろう。勿論、先ほど述べた様なギンリョウソウやシャクジョウソウなどの完全菌従属栄養植物が存在するということは、半菌従属栄養植物も存在するそれがキンラン、ギンラン、アツモリソウ、クマガイソウなどである。キンラン、ギンランも買いはしたもののやはり菌依存度が高いおかげかなかなかうまく行かない。キンランについては春蘭の隣に植えることで株を数年保存する事が可能であるという報告はあるし、無菌的に成長した個体については比較的菌依存度が低い傾向にあるため株が保存されやすいとの報告もある。私が購入したのは根も少なかったし、おそらく山採りのものであったのだろう。その他に示したアツモリソウ、クマガイソウ、彼ら二つは同じ属、cypripediumに属するものである。そこで、クマガイソウの根を一部切り取り、培地に設置して共生菌を分離すれば、アツモリソウにもまた適用できるものがとれるのではないかと考え、その前にペロたんが存在するか確認した。表面を殺菌済みのクマガイソウの根の断面を0.5〜1.0mm程度の厚さで切り取り、顕微鏡で観察した。これがそれだ。私はペロトンをそれまで実際に見た事がなく、事実これがそのペロトンなるものなのか、将又単なる染色体なのかは判別できなかったが、その塊から細胞外に接続する謎の糸、ペロトンとしてネット上に出回っている画像を参考に、その他まさかここまではっきり見える染色体があるのかと、単なる憶測で、これはきっとペロトンであろうと結論付けた。とても興奮した。噂には聞いていたし、過去に何回か見ようと挑戦はしていたものの見たことはなく、これを見れたのは今回が初めてとなった。さらに発見があった。これをみていただければわかりやすいのですが、どうやらシュウ酸カルシウムの結晶が根内部に存在するらしく、試しに根の断片を食べてみたら、少しピリピリしましたのでおそらく間違いないと思います。そしてランの花の風味が。なんだかツチアケビを食べた様な、そんな風味がしました。話を戻すと、要はこれまで言ってきた菌従属栄養植物の一番の要は此処で、ここで侵入してきた菌(分解しようと細胞内に侵入してきた菌)を分解し、炭素源として成長する。それが菌従属栄養植物なわけです。虫を食べる植物が食虫植物であるなら、彼ら腐生植物(菌従属栄養植物)は、食菌植物と言えるでしょう。正に植物界の異端児的存在ですね。尚最初に5月22日と書きましたがこれを書いている間に日付が変わったので今日は23日ですね。