金を溜め込むことが趣味になっていた気がする | チロのブログ

金を溜め込むことが趣味になっていた気がする

今こんな本を読んでいる。





要約すると、




今経験できることにお金を使い、無駄に溜め込むな。

人生で1番大切な仕事は「思い出づくり」。

最後には思い出しか残らないのだから。






ということ。








前になんかの本で読んだフレーズを思い出した。



緩和ケアでたくさんの患者を看取ってきた人が、患者から人生の最後に後悔することを聞いたそう。



・働きすぎなければよかった

・もっと自分に正直に生きればよかった

・もっと家族と過ごしたらよかった



こんなことばかりだった。




働きすぎは後悔しても、子育ての大変さや自分の時間がなくなることを後悔した人はいなかったことも、とても印象に残ってる話だったな。









私は今、子供の教育資金や経験にはお金を惜しみたくなくて、貯金や投資に夢中だ。




いつしか、金が溜まったり投資したお金が増えていくことに楽しみを覚え、金を溜め込むことが趣味になっていた。




老後もなんとなく不安でお金を貯めなくては、と思ってかなりの額を試算していた。




でも、溜め込んだお金で高額な延命治療をしたとしても、身体が動かず寝たきりで楽しみがないのならば、そんなお金は払わず潔く死にたい。




少なくとも、そのお金はもっと若い時に人生を豊かにする経験に使いたい。








これまでの人生、自分自身の経験にお金を使ったか考えてみると、少なくとも子供が生まれてからはほぼないし、正直大した経験してきてないなと思った。





もちろん出産と育児自体がとてつもなく大変だけど尊くて、間違いなく人生を豊かにしてくれる経験なのだけど。







日々の贅沢を許すというお金の使い方はしないけど、もっとたくさんの経験をして、感動したり人に優しくなったり、学びを深めたい。






今までしてきた旅行も、ただ美味しいご飯を食べる、温泉に入る、という思い出しか残らないのは勿体なさすぎるしコスパが悪い。






せっかくの旅行なのだから、惜しみなく経験にお金と時間を使い、スマホなんて触らずに、その瞬間に集中したい。






そんなことを考えさせられる本だった。