第602話

表題:"下舵いっぱい!!"

扉絵:ウソップとカワウソ

 

 

海兵「"麦わら"を討ち取れェェェ!!!」

 

ルフィ「おっとっと…じゃレイリー!!」

 

サンジ「急げルフィ!」

 

ゾロ「レイリー、世話んなった!!」

 

ルフィ「本当にありがとう!!行ってくる!!!」

 

ルフィとの修行の日々を思い返すレイリー…。

 

レイリー「………ああ……頂点まで行って来い!!!」

 

海軍「一味は42番GRへ向かった」

 

レイリーが海兵たちの前に現れ、刀で地面に線を引く…。

 

海兵「!!? 冥王レイリー!!」

 

レイリー「弟子の船出だ」

 

海兵「この線は……」

 

レイリー「超えない事を奨める…」

 

海兵「こっちだ!!!」

 

ルフィ「やべェ回りこまれた!……ん?」

 

ホロホロホロホロ

 

海兵「うわ!」

 

ペローナ「やっぱりお前らか、この大騒ぎ…まだここでぐずぐずしてたのか!?」

 

サンジ「はァ!君はスリラーバークの!!」

 

ゾロ「お前こそ何でまたここにいるんだ!」

 

ルフィ「誰だっけ」

 

ペローナ「この島へ送ってやった恩人に何だその言い草!私がいなきゃお前今頃…」

 

サンジ「本物の女本物の女……」

 

ペローナ「当たり前だろ!何の病気だてめェ!とにかく急いで出航しろ!島の側に軍艦が現れたぞ!」

 

━━42番GR 海岸 "麦わらの一味" 集合場所━━

 

ブルック「ヨホホホホホ!!!ウソップさん♪ナミさん♪ロビンさん♪フールァンキーさーん♪」

 

ウソップ「ブルック!!!」

 

フランキー「おめェよくスターの座を降りて来たな…あっぱれだ」

 

ブルック「なんとお懐かしい皆様ーーYEAH!!……ではナミさん…2年振りに……」

 

ナミ「!」

 

ウソップ「お…何か歌うのか?」

 

ブルック「…パンツ…見せて貰ってもよろしいで…」

 

ナミ「2年前も見せたことないわよ!!!」

 

ナミが本気で蹴りを入れる…。

 

ブルック「さ…再会の感動で…ホラ私、胸が震えてる……ガフッ!私…震える胸…無いんですけどー!!ヨホホゴフッ」

 

ウソップ「大スターが痙攣してるぞ」

 

ナミ「どいつもこいつも成長してないんだから…」

 

ブルック「まだ全員ではない様ですね…」

 

ナミ「今チョッパーが全員を迎えに…」

 

チョッパー「おーい!!」

 

トリノ王国の怪鳥に乗って現れるチョッパー達…。

 

ルフィ「うおーー!!!みんなーーー!!!!!」

 

全員「ルフィ!!ゾロ!!サンジ!!!」

 

チョッパー「連れてきたー!」

 

フランキー「男上げてんなァお前ら!」

 

ブルック「ルフィさん!お会いしたかった!!」

 

ウソップ「へへ!またみんな揃った!!」

 

ナミ「おーい!」

 

ナミとロビンの姿を見たサンジが鼻血を出してブッ飛ぶ…。

 

ルフィ「サンジー!?」

 

ルフィ「うわあーー!!フ…!フ…!フランキーお前ーー!!!」

 

ナミ「待ってルフィ!気持ちは分かんないけど後にして!軍艦がもうそこにいるって通信が!」

 

ウソップ「チョッパー!この流血止めてくれ!」

 

サンジ「…ビ…ビビ…美女が1匹…美女が2匹…美女が3匹…」

 

すると、サニー号のすぐ近くに砲弾が落ちて来る…。

 

ウソップ「しまった!もう撃ち込める距離に!反撃するか!やられちまうぞ!」

 

海兵「撃てー!!撃ち沈めろ!!」

 

そこに、ハンコックが登場…。

 

ハンコック「虜の矢!!」

 

砲弾を打ち落とす…。

 

海兵「待て!撃ち方止め!!…九蛇海賊団!!そこで何をしてる!任務を妨害する気か!」

 

ハンコック「誰じゃ!わらわの通り道に軍艦を置いたのは!」

 

ロビン「あれは…九蛇のマーク…」

 

ナミ「くじゃ?」

 

ロビン「王下七武海"海賊女帝"の統べる屈強な女人海賊団よ」

 

ウソップ「七武海!?何じゃあの絶世の美女は!!」

 

ブルック「わ!眩しい!ひ…光ってます!美しさが留まる所を知らない!な…なぜ七武海が今ここに!?」

 

ルフィ「お!ハンコック達だ!」

 

ウソップ「え?」

 

ハンコック(ルフィ…今の内じゃ)

 

ウインクをするハンコック…。

ブルック「わあ!今こっちに目配せを!!」