こんばんはふたご座
今日もお疲れさまです。

久しぶりのブックレビューです。

最近読んで、なかなか衝撃的だったのが

極限の民族 著者:本多勝一


初版発行が1967年とすごく古い本ですが

面白かったです。


カナダ・.エスキモー、

ニューギニア高地人、

アラビア遊牧民、

それぞれ現地で一緒に暮らして、

どのような生活を送っているのかを

ルポタージュしている本になります。


当時、朝日新聞で連載されていたようですが

新聞掲載とは若干内容は違うようで、

より詳細で新聞には書けなかったことも

書かれているそうです。


今はそれぞれこの当時とは違う生活を

営んでいるんだろうとは思いますが、

エスキモーの章が1番衝撃的でした。


エスキモー=生肉を食べる人という意味で

差別語とされて、今はイヌイットと

呼ぶようですね。そういえば、子供の頃

エスキモーってメーカーのアイスあったよねー!

2010年に森永乳業ブランドになったようです。

そりゃ名前変えよ、ってなるよねw

でも、子供の頃は何も知らなかったから

エスキモー=美味しいアイスのメーカーって

イメージしかなかったな〜。


カナダ・エスキモーの住む地域は

永久凍土地帯で、常に氷に覆われている為

農業なんて出来るワケが無く、狩猟民族と

して生活しています。


調理方法とかも無くて、生肉を食べる!

正にエスキモー、なんですね。

アザラシの腸とかそのまますぐに食べる

のよあんぐり

で、それもすごいけど、この本多さんと

カメラマンの藤木さん、このお二人も

現地で同じ食事をしているのよ!


今とは時代が違うとはいえ、日本から

行って、生肉を食べるとかなかなか

すごいよね。食べ慣れてる現地の方は

それが日常なんだろうけど、このお二人、

お腹大丈夫だったんかな?とか

気になっちゃった。


トイレも部屋の中の缶にするとかあんぐり

おぉん。

ただ、野菜とか食べないからう○○は

コロコロで拭かなくてもしオケ、みたいな

カンジらしいキョロキョロ


で、太陽が沈まない時期があるので白夜を

過ごし、朝起きる時間も寝る時間も決まって

いなくて、ごはんの時間も決まってない。

なんならごはんはご自由にスタイル。

母親がごはんを作るとかそういう概念も

無し。


ごはんはキッチンとしている肉置き場に

生肉が置かれていて、それを自分のナイフで

こそげて食べたい時に食べたい分を食べる。


3歳児でも、ナイフを器用に使って

自分で食べるんだって!生肉を!!!

わぉーお!


食事に関してはお母さんめちゃ、ラク笑

妻&母の仕事は家族の服を繕うこと、

らしいです。動物の毛皮を歯で鞣すとか…

ほぉ。


数家族という小さい単位で

生活をしているらしい。

移動手段は犬ゾリ。


でも、銃を使うし、タバコも吸うらしい。

外の世界との繋がりが無いワケでは

ないみたい。


夫婦関係にも触れられていましたが

スワッピングが普通、みたいな…

夫が交換を勝手に約束してきて、

妻はそれを喜ばないといけないらしいあんぐり

まぁそもそも出会う人数が少ないという

問題もあるんだろうけど、なかなか

衝撃的!

しかも、狭い部屋で家族みんなが寝ている

中で…とか、すごいな不安


諸々衝撃的で日本だけの固定概念の中で

生きていると凝り固まってしまうので

こうやって色んな世界があるのだな、と

知るのは面白いです。


ニューギニア高地、アラビア遊牧民も

それぞれ興味深かったです。

アラビア遊牧民編を読んだら、そりゃ

なかなか世界が一つにはなる、みたいな

ことは簡単ではないよな、と思いました。


宗教も入ってくるとこれはもうまた

深い話になるのだなぁってカンジ。

そういう歴史とか知るのも面白いかも。

基礎知識が無いもんで…アセアセ


って、さすがに今はかなり違う生活を

されているんでしょうけどね。

今やマサイ族もiPhoneを持っている時代

らしいもんね。デジタルで世界は大分

変わったし、変わってきているんでしょうね。

目まぐるしい変化ですね。きっと。


ご興味ある方は読んでみて欲しい気づき





猫しっぽ猫あたま猫しっぽ猫あたま猫しっぽ猫あたま





この本を知ったのは

こちら指差しの古本食堂に出てきたから気づき


本の中で紹介されている本って面白い

場合が多いので、気になって調べて

図書館で予約しました。


この古本食堂はほっこりする本で、

神保町をめぐりたくなる本です飛び出すハート

色々と美味しそうなお店も出てくるので、

いつか古本食堂に出てくるグルメを

巡ってみたいと思いますニコニコ





今日も読んで頂き

ありがとうございましたにっこり