私の母は
買い物に出かけると
むかしから、私たち姉妹に
食べ物や服を買ってきた
これは〇〇が好きそうだから
(姉の名前)
とか
これは〇〇が好きそうだから
(私の名前)
と言って、
私たち姉妹の喜びそうな物を買ってくる
それは仕事をリタイアした
今も変わらない
美味しいものを食べれば
美味しいから食べさせたい
と言って買ってくる
そして、年中、
お金がない…とボヤく
よく買ってきてくれるので
服もたくさんあるし
食べきれないくらいの
食べ物の数のときもある
だから、正直なところ、
もういいって…
と嫌悪感を抱くときもよくあった
服も自分好みのものを選びたい
と思ったりしたこともある
お母さん…ごめん
今だからこそわかる母の想い
ただただ、子供の喜ぶ顔が見たい
それだけ
その想いが痛いほどわかった
美味しいものをいただけば
子供たちに食べさせてやりたい
と思い、子供たちに残しておく
買い物に行き
子供たちが好きなものを見つければ
喜ぶかなと思い、買う
ハッとした
そうか、母はこんな気持ちだったんだ
いつも、こんな気持ちだったんだと
気づいた
と同時に涙がポロポロ溢れてきた
こんなにも溢れんばかりの愛情を
注がれていたことに気づいた
疎ましく思っていたこともあった
なんて酷いことを思っていたんだろう
痛む足を堪えて、
毎日、私と子供たちを助けてくれる
お母さん、ごめん
そんな母が孫の寝顔を見ながら
つぶやいた
『この子らの成人するときまで
みられるかな…見たいわ。』
『見られるって。
私はこの子らが心配やわ。
いい人と巡り会って
幸せになってほしいな。』
と答えた。
すると、母が私を見つめ一言。
『私はあんたが幸せになるのを
見届けたい。』
涙が止まらなかった
こんな歳になってまで
心配ばかりかけてるわたし
お母さん、ごめん
いつも憎まれ口しかきけない私だけど
感謝してる
心配ばかりかけてごめん
いつか、きっと安心してもらえるように
がんばるから
もっともっとがんばるから
なかなか言葉にできない気持ちを
ブログにしたためました。
いつもありがとう