わたしの両親は仕事人間でした
物心ついたときから
両親はいつも仕事で忙しく
祖父母がいつも居てくれました
祖父母がわたしたち姉妹の
親代わりでした
もう高齢となった両親
父はまだ働いていますが
母は先日退職しました
若いときから働いていた会社を
定年退職して
新たに働いていた職場を
退職しました
母自身が体調不良でも
わたしが病気のときも
祖父母が亡くなったときも
どんなときでも休まなかった母
わたしの記憶の中の母は
いつも働く姿しかありません
幼い頃は母が休みの日が
楽しみでたまりませんでした
そんな母が退職して
最後の日、
大きな花束
を抱えて帰ってきました
を抱えて帰ってきました赤とピンクのバラ
かすみ草、ガーベラ
ユリ、カーネーションなど
色とりどりのキレイなお花
とてもいい香りがしました
花束の真ん中に
凛と咲く一輪のレインボーローズ
これは職場の仲間の
1番仲良かった方が
選んでくださったそうです
花言葉は 奇跡
それを聞いてウルウルしました
わたしの勝手な解釈ですが
わたしたちの気持ちを察して
選んでくれたのではないかと
思えたのです
目を真っ赤にして
大きな花束に負けないくらいの
ビッグスマイルの母
仕事人生 通算50年
その笑顔には50年働いた
達成感で溢れていました
両親が頑張って働いてくれたおかげで
わたしたち姉妹は
たくさんの習い事もさせてもらったし
旅行も進学も希望通りに
させてくれました
わたし自身がしてもらったように
子供たちには
子供たちの望むことを
させてあげられるように
がんばっていきたいと思います
お母さん
長い間、お仕事お疲れ様でした
今まで本当にありがとう
これからは好きなことをして
楽しい毎日を過ごしてね