時間になり案内された場所へ
ドキドキ
前回、説明を聞きましたが
また聞いておきたいことが
できたので
受付でその旨を伝えました
受付を済ませ
待合室で待つこと数十分
ついに呼ばれました
赤ちゃんを抱っこして
案内された先は手術室
そう、テレビドラマで
よく見かけるあの青緑色のオペ室
一気に高まる鼓動
看護師さんに
『さぁ、お母さん
赤ちゃんをここに寝かせて』
と促され、
言われた通りに寝かせました
クルクルとバスタオルで
巻かれた赤ちゃん
やだ、かわいい
と赤ちゃんを見つめていると
先生、登場
先生としばらく話をして
いろいろ聞きました
いざ、レーザー開始
先生『このメガネをかけてください。
一緒に抑えてもらってもいいし
近くで見てもらってもいいし
離れたところから
見てもらってもいいですよ。』
と言ってくださったので
私 『すいません…
それでは隅っこの方にいます』
』と答えると
すかさず
看護師さん『見たくなかったら
向こう向いててもいいよ』
と言ってくれました
ありがたいお言葉
わたし『すいません…』
』と言い、
クルッと向きを変え
壁に向かって突っ伏しました
緊張で脇汗グッショリ
ピカッピカッと
カメラのフラッシュのように光り
焦げたような臭いが漂いました
『フニャ〜』
と赤ちゃんの泣き声
ジワジワと涙が込み上げてきました
グッと堪えていると
『母〜！終わったよ〜』
と先生の声
振り返ると赤ちゃんは
患部を大きなガーゼで覆われていました
塗り薬の説明を聞き
赤ちゃんを大事に抱え
手術室を後にしました
無事、終わりホッとしました
病院まで連れてきてくれた
わたしの両親は
すごく心配してくれていました
あんなに心配していたのに
ナゼか2人揃って
院内のレストランで食事中
赤ちゃんを抱っこして登場すると
わたしたちを見るなり
『めっちゃ心配してたんやで〜』
』と、2人とも大号泣
その涙にわたしも
もらい泣き
わたし『始めだけ、フニャ〜って
泣いたけど、
あとは泣かなかったよ。
すごくよく頑張ってくれた。』
とウルウルしながら言うと
両親は
『えらかったね〜』と
赤ちゃんを抱きしめて
更に大号泣
『お父さんお母さん
心配かけてごめん！
ありがとう』
』と感謝の気持ちでいっぱいでした
おいおい泣く両親の目の前には
キレイに平らげたお膳が
残されていました
それを見て全身のチカラが
抜けました
それでも心配してくれた気持ちは
ありがたかったです
わたし1人だったら
もっとおいおい泣いて
暗い顔をして
トボトボ帰っていたと思います
連れてきてもらって本当によかった
親のわたしたち以外にも
こんなに心配してくれる家族がいて
この子は幸せ者だな
きっと、この子には
明るい未来が待っている
と希望が持てました
次のレーザーは2週間後になりました