大晦日、るぅにぃ地方は

朝からシトシト雨でしたが

昼前には晴れ間が出てきました。



大晦日は私の父の命日。

今日で20年。



あの時は本当に大変だった…



既に結婚はしていたけど

「子」である自分に降りかかる

あらゆる出来事があまりに大変過ぎて

自分が子供を持つなんて

考えたくもなかった。



時代と環境でこんなにも

人生が左右されるならば

そんな賭けみたいなことを

したくなくて。



あれから20年。



近所の子たちが

おいちゃん、まぁだ?

と父の帰りを待ち侘び

帰宅後、着替える間もなく

キャッチボールの相手をしていた父。



亡くなる少し前に

お見舞いに来てくれた

自身の兄弟たちに



俺はアイツに(私)に

子供を持つ幸せを

教えてやれなかった

ダメな父親だったなぁ…



と言っていたそうだ。

そして私は

父が亡くなった5年後

にぃを産んだ。



父が生きていたら

孫の誕生を誰よりも喜び

誰よりもメロメロになっていただろう。



大好きな父の為に

大切な家族のために

色々犠牲にしてきた自負がある。

身内も皆それを知っているからか

私の人生を「立派だ」と

私を必要以上に褒めそやす。

そんなことされても

満たされないんだけどね。



父の為に出来得ることは全てした。

多分、あれ以上のことは出来なかったはず。

だからやり切った思いで

父を送ることが出来た。



でも…

お父さんにおじいちゃんを

やらせてあげられなかったことは

私にとって

唯一の心残りだったのだと

毎年大晦日を迎える度に

気付かされる。



お父さん、あなたの孫は

色んなことを

やらかしてくれる

ある意味魅力的な子

育っていますよ(笑)