本の虫のエサ~阪急今津線の風景 | るぅのMerry Jolly Days~朗らかに、清く正しく潔く~

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質素・清楚がモットー、のんびりアラフォー派遣OLるぅが日々のよしなしごとを「おもしろき こともなき世を おもしろく(by高杉晋作)」の想いをこめて徒然なるままに、そこはかとなく書き綴ります。

テレビで宝塚大劇場が映る際、しばしば阪急電車が通りすぎる風景が見受けられます電車
あれは阪急今津線。東京でいうと、さしずめ東急多摩川線あたりでしょうか。
こちらはそんな今津線をモチーフにした短編集です本
阪急電車/有川 浩


¥1,470

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沿線住人である著者の有川浩(ヒロ、女性の方ですリボン)さんが駅名を章のタイトルに「パピルス」に連載していたものに“折り返し”として更に各駅の書き下ろしを加えた一冊です音符
よくある車内の風景の中、乗り合わせた人達が入れ代わり立ち代わりに登場します。すれ違うだけだったはずなのに「袖振り合うも多生の縁」を地で行く“行きずりの関係”が結ばれていく様子にほっこりした気持ちになれることうけあいニコニコ
登場人物のうち特に高校生の悦子、OL翔子、図書館好きユキには感情移入してしまいました~!
他に印象的だったのが“孫を連れたお婆ちゃん”時江さん。元・高校教諭の彼女の凛とした姿は言うならば今津線に現れたメアリー・ポピンズニコニコこういう毅然とした女性になりたいものですドキドキ
いつも西宮北口→宝塚本駅か南口でしか降りたことのない今津線。機会があればぜひあちこち探索しようと思いますっあし